日本をどのような国にするか 地球と世界の大問題 岩波新書

丹羽宇一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004317616
ISBN 10 : 4004317614
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
194p;18

内容詳細

米中覇権争いのゆくえは?迫りくる地球温暖化・巨大地震の脅威にどう備えるか?AIは私たちの仕事を奪うのか?これらの難問が日本を取り巻くなか、私たちは国のとるべき立ち位置をどこに求めたらよいのか。元中国大使・商社マンの著者が、専門家と議論しながら考え、自身の豊富な経験もまじえて直言する。

目次 : 1 劣化するリーダーたち(混迷する世界/ 官僚組織・企業経営者の問題点)/ 2 地球と世界の大問題を考える―専門家との対話(地球温暖化問題はどうなるか―対談・竹本和彦(国連大学サステイナビリティ高等研究所所長)/ 地震予知・対策はどこまで可能か―対談・林春男(国立研究開発法人防災科学技術研究所理事長)/ AIは私たちの社会をどこまで変えうるか―対談・西垣通(東京大学名誉教授))/ 3 日本という国のかたち(日本の国是を考える/ そして、畏怖を忘れた私たちはどう生きるか)

【著者紹介】
丹羽宇一郎 : 元伊藤忠商事株式会社会長、元中華人民共和国特命全権大使。1939年、愛知県に生まれる。名古屋大学法学部卒業、伊藤忠商事入社。1998年、同社社長、2004年、同社会長に就任。内閣府経済財政諮問会議議員、内閣府地方分権改革推進委員会委員長、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任し、2010年、駐中国大使に就任。現在、公益社団法人日本中国友好協会会長、早稲田大学特命教授、福井県立大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    丹羽さんの最新作です。この方は経営者としては本当に尊敬に値する人だと感じています。政治家や官僚あるいはマスコミに対して忖度することなく耳に痛いことをはっきりといわれています。三部構成で、劣化するリーダーたち、地球と世界の大問題を考える、日本という国の形です。とくにゴーン氏逮捕についてのマスコミの対応について、一過性のスキャンダルとして興味本位に取り上げるのではなく、日本と欧米との企業経営のあり方の違い、仕事に対する考え方、文化の違いといったところまで掘り下げて、といわれていてまさにそのとおりと思いました。

  • あすなろ さん

    元伊藤忠会長で中国特命全権大使である丹羽氏が各専門家との議論踏まえ、国是を考え述べるというのが主題。国是というのは、国としてこの道しか歩く道がないものという意味。そこから論述展開され、誰が悪い、政治が悪いで止まるなと。そう思う己が一歩前に出るべきであると。それは今までやってなかったことをしなさいという。それはやりたいこと何でも良い。勿論それで魔法の様に急に世の中が変わる訳もない。しかしこうした一歩が変わる力になり、その為に仕事や活動をして、本を読むというのが大事だという。兎に角僕は読書して知恵を蓄えたい。

  • アキ さん

    伊藤忠会長後に中国大使を務めた著者だからこそ今後世界情勢の中心となるアメリカと中国の関係を熟知している。日本は周囲の5カ国(中国・韓国・北朝鮮・ロシア・アメリカ)との多元連立方程式を解いていかなければならない。世界に平和な国と認識されている日本は「自由と平和」を軸に外交で積極的に関係構築すべき。地球温暖化に対してや地震などの自然災害への対応も提言している。また嘘をつかないこと、そして死ぬまで努力すること。そうすれば信頼される人間になる。人間は、人との対話・読書・仕事の3つで成長していく。見習うべき点ばかり

  • けんとまん1007 さん

    丹羽さんの本からは、いつも、そのお人柄が滲み出ている。とても、誠実で真摯な方だと思う。自分からすると、当たり前だと思うことを、とてもわかりやすく書かれている。それは、今のこの国の有り様を憂いていることから来ているのだと思う。ますます、近視眼的で、かつ、異なるものを排除する方向へ進んでいるこの国。今さえよければ、自分さえよければ・・・その先にあるものは、自ずと知れているのだが、それを何とも思わないのか、諦めさせているのか。この本を読んで、改めてそう思う。

  • ぴーすけのパパ さん

    この本は3つの部分からなります。第1部は現在の政治家、官僚、経営者に対する「喝」。第2部は、「大問題」と考える3つのテーマ(地球温暖化、南海トラフ地震、AIの未来)について専門家の話を聞く。そして第3部はこれからの日本のあり方(「国是」と表現されています)です。第2部も新鮮でしたが、やはり核心は第3部です。食料自給率39%、エネルギー自給率2%という日本は、世界のどの国とも仲良くしなければやっていけない、「自由貿易と平和」を国是とすべきだと言います。古今東西の教養に通暁した丹羽さんに大局観を感じました。

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