腹を抱へる 丸谷才一エッセイ傑作選 1 文春文庫

丸谷才一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167902865
ISBN 10 : 4167902869
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
追加情報
:
430p;16

内容詳細

丸谷さんにとって、ユーモアエッセイ・対談は、小説・評論と並ぶ重要な創作の柱だった。最初のエッセイ集「女性対男性」をはじめ、数多くのベストセラーも生まれた。そのなかから厳選した“硬軟自在、抱腹絶倒”の六十九篇を収録した、楽しい一冊。

目次 : 1 女性対男性/ 2 ゴシップ・ゴシップ/ 3 閑話休題/ 4 美味しい話/ 5 ちょっと文学的/ 6 懐しい人/ 7 自伝の材料

【著者紹介】
丸谷才一 : 大正14(1925)年、山形県鶴岡に生れる。昭和25年、東京大学文学部英文科卒業。43年、「年の残り」で第59回芥川賞受賞。60年、評論「忠臣蔵とは何か」で第38回野間文芸賞受賞。平成23年、文化勲章受章。24年10月13日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    二冊シリーズとなっている丸谷さんのエッセイです。1970年代から2000年代にかけて書かれた丸谷さんのエッセイの中からいま読んでも違和感がないようなものを選ばれていて非常になつかしい思いを感じました。私はもともと70年代から丸谷さんのエッセイのファン(申し訳ないのですが文芸作品は私の肌に合わないので)でほとんど読んできていまこの本を読んでも思い出すものがあります。丸谷さんが持っているというか身につけておられる教養というのがところどころに出ていて楽しめます。

  • ヨーイチ さん

    殆どが既読。丸谷才一のエッセイには思い入れがあって、大袈裟に言えば80年代から90年代くらいに「育てられた感覚」が有る。読書は割と奥手で高校の終わり頃から「大人の物」を読み出した記憶がある。最初は「男のポケット」で難しい話題もあったが、知性とか教養に触れている気がして、大人になった気がしたものだ。あと「女性対男性」の洒落た気分も忘れ難い。主婦の友社・週刊女性連載ってのも隔世の感。「食通知ったかぶり」は名店の食べ歩きだが、コミック「美味しんぼ」以降とは大いに異なる。続く

  • karutaroton さん

    なんというか、賢い面白さにあふれてます。ゼノフォービア(隣県や隣国の悪口的言い回し)、出所進退の文学、「雪国の川端です」「エロ事師の野坂昭如です」、蔵書印「子孫換酒亦可」、豆腐にはサンドイッチのような食品譚がなぜないのか、汁かけご飯に対する民族の愛着とカレーライスが到来した時の喜び、ラの研究(わしら をとめら ゴジラ 魔羅)、ファンになるには客のファン気質が大事、といったあたりがツボでした。「ブラ」も、その系譜かな?

  • SAT(M) さん

    幅広い知識と関心を持った著者ゆえに、話がいろいろな方向に飛んで、ついてゆくのが大変で…。ただ、その中でも「ご飯に味噌汁をかけるのはNGなのにカレーはなぜOKなのか」「セーラー服フェチはなぜ生まれるのか」といったようなふとわいた疑問に、その知識を生かした理論で(牽強付会に?)考察してゆくタイプのエッセーの、「知識以って知的に遊ぶ」ような姿勢に憧れを感じました。【マイベストフレーズ】読書といふのは一種の悪癖であつて、そんな悪癖は持合はせてゐないほうが人間として健全なのである

  • 魔魔男爵 さん

    男色家折口信夫ネタGETだぜ!好きな人物の話題は大岡信、ゴヤ、半藤一利があって満足。理系ネタは米カリフォルニア大学バークレー校のビタミンC研究グループのブルース・エイムズ博士らが研究結果をまとめた、のみ。正確には怪獣名には何故語尾にラが付くのかという語学心理学ネタだが、最強怪獣マラを設定しフロイトを馬鹿にしているのはグッジョブ!!

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人物・団体紹介

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丸谷才一

1925年、山形県鶴岡市生まれ。東京大学文学部英文科卒業。小説、評論、翻訳、エッセイと幅広い文筆活動を展開。2012年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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