文学のレッスン 新潮選書

丸谷才一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106038013
ISBN 10 : 4106038013
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
湯川豊 ,  
追加情報
:
304p;20

内容詳細

長篇小説はなぜイギリスで、短篇小説はなぜアメリカで発展したのか。歴史は文学とどのようにかかわっているのか。批評にとって最も大事なことは何か。エッセイという形式はどのようにして生まれたのか…古今東西の作品を次々に繰り出しながら、文学の大山脈を奔放自在に探索し、その真髄に迫る。湯川豊による「最晩年の十年」を新たに加えて選書化。

目次 : 短篇小説―もしも雑誌がなかったら/ 長篇小説―どこからきてどこへゆくのか/ 伝記・自伝―伝記はなぜイギリスで繁栄したか/ 歴史―物語を読むように歴史を読む/ 批評―学問とエッセイの重なるところ/ エッセイ―定義に挑戦するもの/ 戯曲―芝居には色気が大事だ/ 詩―詩は酒の肴になる

【著者紹介】
丸谷才一 : 1925年山形県鶴岡市生れ。東京大学文学部英文科卒。67年『笹まくら』で河出文化賞、68年『年の残り』で芥川賞を受賞。小説、評論、エッセイ、翻訳と幅広い文筆活動を展開。『たった一人の反乱』(谷崎潤一郎賞)『後鳥羽院』(読売文学賞)『忠臣藏とは何か』(野間文芸賞)『輝く日の宮』(泉鏡花文学賞)など著書多数。訳書にジョイス『若い藝術家の肖像』(読売文学賞)など。2011年文化勲章受章。12年没

湯川豊 : 1938年新潟市生れ。64年慶應義塾大学文学部卒。同年文藝春秋に入社。「文學界」編集長、同社取締役などを経て、東海大学教授、京都造形芸術大学教授を歴任。2010年『須賀敦子を読む』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あきあかね さん

     短編小説、長編小説、伝記·自伝、歴史、批評、エッセイ、戯曲、詩といった文学に関わるあらゆる分野についてのインタビュー集。丸谷才一の該博な知識とユーモアある語り口に魅了される。 作中人物の魅力、文章の個性、筋(ストーリー)という3つのポイントから「長編小説」を評価し、学問(内容を伝達する力)の円とエッセイ(文章の歯切れの良さ)の円の重なり合う部分として「批評」を捉える。 こうした大きな理論、枠組みを提示する一方で、豊富な例示や引用によって奥行きと瑞々しさがもたらされている。⇒

  • 原玉幸子 さん

    網羅している書物と解説の深さが圧倒的。対談形式が読み易い上に批判の背景に説得力があるので、結果良書の推薦が際立つことになっています。2015年は同氏の推奨本を少し追ってみようかな、と思いました。(◎2014年・冬)

  • Yasuyuki Kobayashi さん

    超一級の文学論である。謙虚でありながらも、発言は力強く 淀みない上にユーモアや優しさにあふれている。

  • 青色 さん

    読む前に期待した内容とはちょっと違ったけどまあ面白かった。登場する近代文学をほとんど読んだことがなかったので巻末の読書案内を活用したい(こうした本で案内をきちんと載せてくれる本はそれだけで好印象)。ただやはり私はインタビュー形式の本はちょっと苦手みたい。取り上げられた『歴史家の文体』という本が今は1番読んでみたい。

  • 嵐 千里 さん

    相変わらずの博覧強記に唸りっぱなし。 対談という形式なので自由な語りになっており、取っつきやすいが奥は深い。

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人物・団体紹介

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丸谷才一

1925年、山形県鶴岡市生まれ。東京大学文学部英文科卒業。小説、評論、翻訳、エッセイと幅広い文筆活動を展開。2012年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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