流出した日本美術の至宝 なぜ国宝級の作品が海を渡ったのか 筑摩選書

中野明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480016676
ISBN 10 : 4480016678
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
中野明 ,  
追加情報
:
320p;19

内容詳細

この作品、日本に残っていたら国宝です。外国人蒐集家vs日本人。明治に繰り広げられた知られざる美術品争奪戦。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • umeko さん

    非常に興味深く読んだ。美術品として、その価値を見極めることの難しさを感じた。

  • yutaro13 さん

    2012年に東京国立博物館140周年記念で開催されたボストン美術館展。長谷川等伯「龍虎図屏風」や曾我蕭白「雲龍図」など存在感溢れる作品は今でも目に焼きついてます。このときは仏像も多数展示されていたはずですが、今ほど仏像鑑賞趣味がなかったのであまり印象がないのが残念なところ。さて、日本にあれば国宝間違いなしともされる作品がなぜ海外にあるのか。様々な背景はあるものの、明治期に日本人が日本の芸術に価値を見出せていなかったのが要因のひとつのようです。若冲にせよ村上隆にせよ、そうした傾向は現代でも続いているのかも?

  • spica015 さん

    モースやフェノロサ等の手により海外へと渡った日本美術の至宝の数々。流出というと聞こえは悪いが、廃仏毀釈の憂き目から救い、日本人が忘れてしまった魅力に再度気付かせてくれる、という肯定的な面もある。学生時代に仏教美術を研究していたので、信仰対象として仏像や仏画がどのように扱われてきたのかは考えたが、美術作品としてどう蒐集・売買されてきたのかについては余り考えてこなかったので、興味深く読んだ。海外流出には、それに携わった人物の来歴が多いに反映されているが、割と私生活がダメな感じの人が多いのに苦笑いしてしまう。

  • クサバナリスト さん

    モース、フェノロサ等知らなかったことが盛りだくさん。海外の美術館で流出した日本美術を見てみたい。

  • Wataru Hoshii さん

    明治以降、国宝級の日本美術がいかにして海外に流出したのかを、モース、フェノロサ、ビゲロー、フリーア…といった著名な外国人コレクターたちの逸話と共に紹介する読み物。マイナスイメージで捉えられがちな美術品の流出だが、その時代の日本人が価値を認識できなかった例も多く、また流出したことで日本美術の世界的な評価が高まったという側面もある、という指摘に頷く。それにしても、アートはやはり経済と強くリンクしていると改めて思う。マネーのあるところに美術品が集まるのだ。海外の美術館にある日本美術を改めて見に行きたくなる一冊。

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人物・団体紹介

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中野明

1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒業。ノンフィクション作家。同志社大学理工学部嘱託講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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