名画の謎 旧約・新約聖書篇 文春文庫

中野京子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167905781
ISBN 10 : 4167905787
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
追加情報
:
288p;16

内容詳細

「アダムにはないはずの臍が絵に描かれているのは?」「イエスが12月25日生まれとは聖書のどこにもない!」「磔刑にされたイエスが見た光景とは?」旧約・新約聖書に登場する様々なドラマと絵画の世界を深く楽しく解説したシリーズ第二弾。矛盾までが絵の魅力となることを解き明かす驚きと教養に満ちた一冊。カラー名画31点。

目次 : 旧約聖書の章(鼻はやめて指に―ミケランジェロ『アダムの創造』/ 知恵と引き換えの死―クラナハ『楽園』、マザッチョ『楽園追放』/ 人類初の殺人者―ブレイク『アダムとイヴによって見つけられたアベルの肉体』、コルモン『カイン』/ 天までとどけ―ブリューゲル『バベルの塔』 ほか)/ 大罪は七つだけ?―ボス『七つの大罪と四終』/ 新約聖書の章(おめでとう、と言われても…―ダ・ヴィンチ『受胎告知』、ロセッティ『見よ、われは主のはしためなり』/ 誰も気づかない―ブリューゲル『ベツレヘムの人口調査』/ 有名人と記念撮影―ボッティチェリ『東方三博士の礼拝』、アルトドルファー『東方三博士の礼拝』/ 洗礼と生首―フランチェスカ『キリストの洗礼』、クリムト『ユーディト2/サロメ』 ほか)

【著者紹介】
中野京子 : 北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    私を含め多くの日本人がキリスト教からみて異教徒ということになる。それより微妙な立場であるユダヤ人。旧約聖書はユダヤ教の聖典で、新約聖書はキリスト教の聖典。でもイエス・キリストはユダヤ教徒だったんじゃないの?などという素朴な疑問は門外漢には永遠にわからないだろうが、中野京子女史はそこら辺の異教徒のモヤモヤする気持ちを汲み取って、西洋人の見方を絵画を通じて紹介してくれていて読んでいて共感しきり。旧約聖書をモチーフにした絵画9作品と新約聖書に関する絵画12作品を中心に、映画、文学作品の蘊蓄も含めて述べています。

  • はたっぴ さん

    これまで国内外の美術館を巡り宗教画をいくつも観てきた。クリスチャンの親友に誘われて教会に出向いたこともある。しかし聖書の教えの本質がわからず、歴史や系図もその場しのぎの理解で過ぎてしまった。西洋画の美術展では欠かせない題材なのに…と思っているところで出会えた珠玉の一冊。堅苦しさはなく、砕けた文章に著者の配慮が感じられて自然体で楽しめた。チビ甥っ子は艶々した裸体に釘付けとなり、もう1人はゲームやドラマで知っている名前だと興奮気味。野口氏の解説にもあるが面白くてためになる≠アの2つの条件を満たす作品だった。

  • 優希 さん

    面白かったです。宗教画の解説ですが、そこに秘められたドラマ性と世界を掘り下げていて興味深く読めました。日本人には馴染みの薄い聖書の話と絡めながら紡がれる絵にまつわる話に引き込まれます。作者の突っ込みどころもそうくるかというユーモアを感じました。名画の美しさと独特の毒気のある語り口。実際に見た絵もありましたし、聖書の世界を芸術面から見ることで新鮮な気持ちになります。

  • 青蓮 さん

    旧約・新約聖書を順に追いつつ、西洋絵画を当時の時代背景を絡めながら解説されたもの。こぼれ話つきで平易且つさっぱりとした文体なので、分かりやすく大変読みやすいのが良かったです。面白く読んでいて飽きない書き方でしたね。内容的に浅すぎず深すぎないので初心者向けかも。宗教史や世界史、宗教画を含めた美術史に興味ある方にオススメです。「ダ・ヴィンチ・コード」「バチカン奇跡調査官」が好きな方は好きかもしれません。

  • おさむ さん

    仏教徒である私たちから見た宗教画のおかしな?点や、聖書にまつわるトンデモ薀蓄のアレコレが紹介されており、純粋に楽しめます(不謹慎ながら、笑えます)。宗教画は色々な機会に鑑賞した経験があったので、それぞれの絵画の含意がわかってとてもためになりました。聖書の入門書として位置付けても良いかも。ただ、あとがきで中野さんご自身が指摘されているように、八百万の神を信じる日本人のほうがキリスト教徒からみたら、よっぽどおかしな民族なのかもしれませんね笑。

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中野京子

北海道生まれ。作家、ドイツ文学者。西洋の歴史や芸術に関する広範な知識をもとに、絵画エッセイや歴史解説書を多数発表。新聞や雑誌に連載を持つほか、テレビの美術番組に出演するなど幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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