成長力を採点!2020年の「勝ち組」自動車メーカー

中西孝樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532320195
ISBN 10 : 4532320194
フォーマット
発行年月
2015年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
253p;19

内容詳細

 第一人者のアナリストが、自動車メーカー8社の実力を、6つの視点から徹底分析して採点! 最高益を更新したトヨタの好調は続くのか? 新興国市場の勝者は?
 国内自動車各社の復活劇の背景を追い、長期的な外部環境のロードマップを示した上で、2020年の「勝ち組」を明らかにします。

 現在の国内自動車産業は、様々な苦難を乗り越えて、絶好調ともいえる復活劇を演じています。この成果が固有の競争力に支えられた真の姿であるならば、何も案ずることはありません。だが、果たしてそうでしょうか。
 日本車の世界市場シェアは今でも低迷が続き、斬新な技術、商品力で際立った存在感を示すには依然至っていません。斬新なイノベーションの多くは欧州自動車メーカーが生み出しており、米国情報通信産業という異業種からの侵攻も激しくなっています。
 こうした厳しい環境の中で、日本の8大自動車メーカーは生き残っていけるのか。長期的に展望します。

<本書の内容>
第1章 2020年 世界の自動車産業の未来図
1 日本の自動車産業の復活は本物か
2 欧州自動車戦略との戦い
3 日本車メーカーの反撃
第2章 要素技術はどう変わるか
1 新設計プロセスの台頭
2 環境技術の本命は何か
3 燃料電池車の虚像と実像
4 安全技術の転換点――自動運転技術の進化
第3章 徹底比較 2020年の8大自動車メーカー
1 2020年度の競争力を測る
トヨタ自動車――どのような外部環境でも持続的な成長が可能に
日産自動車――ルノーとの協業でシナジーを維持
ホンダ――技術力の引き上げが競争力向上のカギ
富士重工業――高収益持続も北米偏重で不安
マツダ――地道な経営基盤の強化が実を結ぶ
三菱自動車――着実に改善を続けるが再建道半ば
スズキ――インドに続くアジアの柱構築が急務
ダイハツ工業――国内市場の減衰を新興国でカバーしきれず
2 2020年度の国内自動車産業の姿
第4章 トヨタ、日産、ホンダ――拡大する主力3社の差
1 トヨタ自動車――宿命づけられた持続的成長
2 日産自動車――アライアンスの総仕上げへ
3 ホンダ――危機をばねにできるか
4 成長に立ちはだかる品質問題
第5章 マツダ、富士重工、三菱自動車――二番手メーカーの生き残り策
1 マツダ――独自のエンジン開発が切り開く未来
2 富士重工業――勢いを「本物の実力」に変えられるか
3 三菱自動車――「カムバック後」の難路
4 拡大するアジア市場の攻防
第6章 スズキ、ダイハツ――軽自動車メーカーが進む道
1 スズキ――「インドのトヨタ」を目指す
2 ダイハツ工業――インドネシアの巨人へ
3 「ガラ軽」から「クール軽」へ
著者について
中西 孝樹(なかにし・たかき)
(株)ナカニシ自動車産業リサーチ代表
1994年以来、一貫して自動車業界の調査を担当し、日経金融新聞・日経ヴェリタス人気アナリストランキング自動車・自動車部品部門、米国Institutional Investor誌自動車部門ともに2004-2009年まで6年連続1位と不動の地位を保った。2011年にセルサイド(証券会社)復帰後、日経ヴェリタス人気アナリストランキング、Institutional Investor誌 ともに自動車部門で2013年に第1位。
1986年オレゴン大学卒。山一證券、メリルリンチ日本証券などを経て、2006年からJPモルガン証券東京支店株式調査部長、2009年からアライアンス・バーンスタインのグロース株式調査部長に就任。2011年にアジアパシフィックの自動車調査統括責任者としてメリルリンチ日本証券に復帰。2013年に独立し、ナカニシ自動車産業リサーチを設立。
著書に『トヨタ対VW 2020年の覇者をめざす最強企業』、日経文庫業界研究シリーズ『自動車』(いずれも日本経済新聞出版社)などがある。

【著者紹介】
中西孝樹 : (株)ナカニシ自動車産業リサーチ代表。1994年以来、一貫して自動車業界の調査を担当し、日経金融新聞・日経ヴェリタス人気アナリストランキング自動車・自動車部品部門、米国Institutional Investor誌自動車部門ともに2004‐2009年まで6年連続1位と不動の地位を保った。2011年にセルサイド(証券会社)復帰後、日経ヴェリタス人気アナリストランキング、Institutional Investor誌ともに自動車部門で2013年に第1位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たー さん

    しっかりとした裏付けの元に書かれているのだろうけど、結論が「トヨタが強いです」だと、あぁそうですかという感じ。

  • あつ子🌼 さん

    本の整理をしていて発掘。2015年の著書です。今後も日本勢には頑張っていただきたい…!

  • Emkay さん

    主に日本メーカーを中心とした5年後の動向を分析。大変分かりやすい。各社の長短が立体的に紹介される。証券アナリストらしい財務、収益性、販売体制、技術力の分析に止まらず、人材育成、マネジメント力、カルチャーといった見えない競争力にも踏み込んでいる。インドのスズキ、インドネシアのダイハツ、アメリカの富士重工等の地域的強みの分析も面白い。安全運転技術の中長期的展望も読み応えあり。自動運転にユーザーの意識がついていかないという予測も面白い。小回りの利かない、数年先を見据えた戦略を強いられるこの業界の難しさも感じる。

  • テキィ さん

    昨年、2015年7月に出版され各所で話題になった本。 前半に概論、真ん中にランキング、ついで各メーカの各論とわかりやすい構成。 VW〜三菱後の今頃読んでますが、世界を牽引する最先端のメーカーのこれから4年間の取り組みを垣間見ることができるので、今読んでもそれなりに価値はあるかと思います。 ぜんぜんレベルが違うメーカー勤務ですが。 日産が提携先の三菱を告発、そんで値下がりした株を3割買って支配とか、それどんなモノポリー的世界!になるとはこの頃だれもわからなかったよね…

  • いが さん

    自動車業界で働きたいと思っているのなら、やっぱりこういう本も読まなければということで。全体的に日本の自動車業界については楽観的に書かれていてちょっと安心した。そしてやっぱりトヨタの天下は続くのか・・・そしてスバルってすごいんだな。

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