精読 小津安二郎 死の影の下に

中澤千磨夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865650952
ISBN 10 : 4865650954
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
248p;19

内容詳細

小津は細部に宿る。映画もまた文学テキストである。精読することではじめて明らかになるディテールに込められた小津の映像美学の核心、そして戦争と死の影。

目次 : 1 死の影の下に(『父ありき』―死者の集合性、あるいは「無」へ/ 『宗方姉妹』―ドン・キホーテの運命、あるいは激発する暴力/ 『麦秋』―死者の眼、そして麦穂の鎮魂/ 『東京物語』―死の影の下に)/ 2 小津安二郎と戦争(「敗けてよかった」再考―小津安二郎の戦争・序説/ 「敗けてよかった」三考―小津安二郎「海ゆかば」と「軍艦マーチ」のあいだ/ 小津安二郎の見つめた戦争)

【著者紹介】
中沢千磨夫 : 1952年、札幌市生まれ。北海道大学水産学部卒業。同大学大学院文学研究科(国文学)博士後期課程単位取得満期退学。北海道大学文学部助手などを経て、北海道武蔵女子短期大学教授。全国小津安二郎ネットワーク会長。児童文学ファンタジー大賞選考委員。専門は日本近代文学、映像詩学、現代文化論、考現学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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