虎山に入る

中沢新一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044002428
ISBN 10 : 4044002428
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
追加情報
:
240p;19

内容詳細

人間を解き明かす鍵は、火のように燃える心の原野に隠されている。

子供の心に息づく野生、諏訪湖から溢れ出す縄文の豊穣、
そして著者が出会った思想家たちへのレクイエム――。

縄文と現代を結ぶ思考の稜線
思想家・中沢新一、最新論集!


自分のやろうとしていることは、
いまの知的世界の中ではまだ認められていないものであるので、
とうてい知略を用いなければ逆境を突破することはできまい
という認識が、若い私にはあった。
その予想はみごとに当たって、私は数多くの困難に直面したが、
そのたびに『虎山を智取する』の言葉を思い出して
自分を奮い立たせた。 ──「序」より


【目次】

* 天使の心、悪魔の心
* 冒険者たちへのレクイエム
* 日本思想のリレイヤー
* 天竜川という宝庫
* エネルゴロジーについて

【著者紹介】
中沢新一 : 1950年生まれ。思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 吟遊 さん

    中沢新一のエッセイや追悼文、この8年で折々に発表してきた小論を集めたもの。『熊を夢見る』と同時に刊行され、同じ趣旨だが、集め方はちがう。こちらの本の方が、吉本隆明や山口昌男らの思い出を収め、折口信夫に触れ、日本論を論じ、と具体的で日本寄りである。その点が好きだった。『熊を夢見る』の方は、ヨーロッパ、レヴィ・ストロース寄りである。

  • しろきいろ さん

    図書館。中沢新一二冊目。こちらも面白いなあ。小論集なので読みやすいし、追悼文だからというのでもなく全体から滲み出る先生の人情味?が好きです。冒険者たちへのレクイエム…先輩冒険者たちへの深い敬愛の念。思考や地名に層成す数多のレイヤー、その最深部を目指してダイブするんですねぇ。とてもロマンチック。折口信夫も今なら読めるかもしれない。(むかし1ページで挫折した)

  • 隠居 さん

    天竜川という宝庫の章が凄い。『精霊の王』を読むことにしよう。

  • ジュリ(村上) さん

    中沢氏の著作は今回初めて読んだ。氏の独自の思想に触れることができると思いたいへん期待していたため、途中の追悼文や書評部分には落胆させられた(柳田の思想の紹介など、それはそれで勉強になったが)。文字数の少なさを考えると、1800円という決して高いとはいえないはずの価格も微妙に思えてくる。エネルゴロジーを扱った章では喩の話から一気に宇宙エネルギーの循環の話になるあたりが中沢氏らしいのだろうか? 宇宙の話になると、読者は好き嫌いに二分されそうである。進化の話や日本人の起源などの話には疎いので興味深く読めた。

  • 天来 さん

    おおが

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人物・団体紹介

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中沢新一

1950年山梨県生まれ。思想家・人類学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。インド・ネパールでチベット仏教を学ぶ。帰国後、人類の思考全域を視野に入れた新しい知のあり方を提唱。人類学のみならず、歴史、哲学、民俗学、経済学、自然科学の分野にまたがる広汎な研究に従事する。中央大学教授、多摩美術

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