昭和史 下 1945‐89

中村隆英

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492061879
ISBN 10 : 4492061878
フォーマット
出版社
発行年月
2012年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
897,27p 15cm(A6)

内容詳細

武装を好まぬ「経済大国」はいかに育まれ、ピークを迎えたのか。敗戦後の息詰まる外交、めざましい経済復興、続く国際化の時代。政治・経済・社会・文化を複合的にとらえた現代史。第20回大佛次郎賞受賞。

目次 : 第5章 占領・民主化・復興(占領の開始/ 戦後の政治と社会/ 戦後復興と占領政策の転換/ 朝鮮戦争とサンフランシスコ調印)/ 第6章 「もはや戦後ではない」(吉田内閣の倒壊/ 一九五〇年代前半の経済と社会/ 一九五五年体制の成立/ 第二党としての社会党/ 高度成長の出発/ 所得倍増)/ 第7章 成長を通じての変貌(池田内閣後期/ 佐藤の政治/ 日常化した成長/ 成長への反抗/ ナショナリズムの変容と復活/ 高度成長の終焉)/ 第8章 「大国化」と「国際化」(世界のなかの日本/ 自民党の内紛/ 石油危機後の経済過程/ 第二次石油危機と財政再建/ 石油危機以後の社会/ プラザ合意以後/ 戦後史をふりかえって)

【著者紹介】
中村隆英 : 1925年、東京に生まれる。1952年、東京大学経済学部卒業。東京大学教授、お茶の水女子大学教授、東洋英和女学院大学教授を歴任、東京大学名誉教授、『昭和史』で1993年大佛次郎賞を、その英訳版で2004年日本学士院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 太田青磁 さん

    占領からの復興、高度経済成長、沖縄変換、オイルショック、プラザ合意、西側陣営としてポスト冷戦における極東外交が描かれる下巻。自民党派閥争いの中、国鉄民営化が成功事例として紹介されているのが興味深い。ソビエト、中国、台湾、北朝鮮、韓国の近隣諸外国から日本がどのように見えていたのかが知りたくなります。

  • たびねこ さん

    上・下で900頁近い大部だが、苦にならない。とりわけ大戦前から敗戦後への変転の背景が詳しい。坂口安吾の「堕落論」での言葉、「人間が変わったのではない。人間は元来そういうものであり、変わったのは世相の上皮だけのことだ」は言い得て妙。現代にも通じる。政治の時代から経済の時代へ、「富国強兵」から「強兵なき富国」への移り変わりがよくわかる。筆者の堅実な筆致も好感が持てた。

  • ミヤト さん

    前半に比べるとやや駆け足気味だったように思われる。全体の流れを追うにはちょうどよく、複雑でわかりにくい昭和を紐解けた。引用や図表が多かったので、当時の様子に対しての解像度が上げることができた。次は明治時代を追いたい。

  • まさやんやで さん

    ★★★☆☆audiobookで読了しました。長かった。何となくでしか知らなかった、特に昭和後期の政治のところがよく理解できて良かった。まずはすべて聴き切れたことに感謝します。

  • Hiroshi さん

    現代史の下巻。B〜Eの戦後から昭和の終わり、平成元年の消費税導入までの本。降伏後に平穏に武装解除がなされたのは、皇族らが天皇の命を受けて海外各地に出向いて詔勅と命令を伝えたことが大きかった。戦争の前途に対して暗い予感を抱いていた一般国民が、これで救われたと感じたことも、敗戦心理を平穏に進めた。マッカーサーが来て、人間宣言が出され、公職追放が行われ、新憲法が制定されて、新しい世になった。戦後は何度もインフレに見舞われた。復興には信用創造が必要だからだ。昭和21年の前期が一番の食糧不足で、配給は殆ど無かった。

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