ポピュラー音楽の世紀 岩波新書

中村とうよう

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004306368
ISBN 10 : 4004306361
フォーマット
出版社
発行年月
1999年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
224p;18

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読書メーターレビュー

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  • 左手爆弾 さん

    ポピュラー音楽とは、一人の天才の創意でも、民俗音楽のような名もなき大勢の人びとの集合的無意識でもない。大衆によって、資本主義社会を背景にして、登場する音楽である。この広範な定義を用いて、欧米に限定されない世界中のポピュラー音楽を紹介する。むしろ、ジャズよりも早くカリブ海のラテン音楽の方が早くポピュラー音楽化していたなど、非欧米圏の音楽に強くフォーカスしている。もうひとつは、アメリカにおいて、白人が黒人から音楽を盗んできた歴史も強調されている。その意味では、強く固定された視点から書かれているとも言える。

  • 1959のコールマン さん

    ☆4。久しぶりに読み返した。あらためて感じた事は、とうよう氏は文字通り世界中のポピュラー音楽を聴き、関連する文献(英文含む)を読み、その上で評論出来た人だったなあ、というところだ。賛否両論、毀誉褒貶が激しく、欠点も沢山あったが、それでも現在、とうよう氏の八面六臂の仕事を継いでいる人がいるか?と問うと皆無だ、と言わざるを得ない。特にポピュラー音楽研究については、研究対象が欧米に偏りがちで、中南米、東南アジア、中東、などといった非西欧の研究はなおざりになりがちだ。

  • たこやき さん

    『大衆音楽史』の補足として読みました。 中南米や東南アジアや日本の音楽にも触れていますが、ジャズやブルース、ロックなどの黒人音楽を体系的に知りたいなら『大衆音楽史』を読んだ方がいいと思います。しかし、その本では深く書かれていなかったボブ・ディランについても触れてるので、どっちもどっちと思いました。 両者共、レッド・ツェッペリンやディープ・パープルについてあまり触れずに、60年代のビートルズの次は、70年代のピストルズ等のパンクロックに焦点を当てているのが難点。アマゾンのレビューはあてになりません。

  • nizimasu さん

    先日亡くなられた元ミュージックマガジンの編集長による20世紀の音楽を俯瞰する書。アメリカが音楽の中心ではなく、世界中に19世紀の後半からローカルな音楽に驚くヨーロッパの人々の姿が描かれる。大航海時代から文化の衝突、そして植民地。音楽も例外でない。支配者が被支配者の音楽を搾取し、それを融合させながらポピュラー音楽ができたのは、20世紀までの現象というのがわかる。インターネットとDTMの進展で、文化の衝突はベッドルームレベルにまでなり、その搾取の構造の終焉はポピュラー音楽の空洞化にもつながる。素晴らしい航海図

  • とみしん tomisin555 さん

    著者が『ミュージックマガジン』の編集長だった頃、1999年に発行されたこの本。楽しく読めた。内容は相当にマニアックだけれど、音楽をワールドワイドに捉えていて極力もれがないようにという姿勢が伝わってくる。僕はかつて、ミュージックマガジンを毎月買っていたのだけれど、どの記事もキチンと読んでいたわけじゃない。でも機会をつくって聴きたいと思うのはいろいろあった。日本の音楽への記述が少ないのかちょっと不満だけど、都はるみのライブパフォーマンスを絶賛する件は、激しく納得できた。いつの世にも音楽は素晴らしい!

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中村とうよう

1932年京都府生まれ。京都大学経済学部卒業後、4年半の銀行勤務を経て音楽評論家となる。69年に編集長として『ニューミュージック・マガジン』を創刊し、現在は(株)ミュージック・マガジン会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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