女子漂流 うさぎとしをんのないしょのはなし

中村うさぎ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620322285
ISBN 10 : 4620322288
フォーマット
出版社
発行年月
2013年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;19

内容詳細

浪費、整形、ホスト…女の業を体現し続ける作家・中村うさぎと、“女戦線”からの離脱を切に願う“隠遁女子”作家・三浦しをん。ともに女子校育ち、だけど歩んできた道は正反対。そんな2人が、長い漂流の先に見つけたものは―赤裸々すぎるガールズ・トーク、ついに解禁。

目次 : 第1章 女子校の女子(誤った選択/ 「のりお」と呼ばれて ほか)/ 第2章 女子の恋愛(「産めよ、増やせよ、地に満ちよ」/ カルチャーショック ほか)/ 第3章 女子のエロ(「精液の色は?」/ おしべとめしべ ほか)/ 第4章 女子の日常(おじいさんの部屋/ 片づけられない女 ほか)/ 第5章 女子の王道(ブスの壁/ 女が作ったカツアゲシステム―専業主婦 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 鉄之助 さん

    核心を衝く、スピード感ある二人の会話に大笑いした。「テク自慢、巨根自慢、風俗自慢する男って、一人の女性とちゃんと向き合ったことがない人だと思うんですよね」(三浦しをん)。耳が痛い! 男は、女のオッパイとか足とか体のパーツに惹かれる「視覚的な性的記号に発情する生き物」、とまで言い切り、これに対し、女は関係性やシチュエーションに発情するのだという。これまでの女性に対する自分の接し方を、フト考えてみた。

  • やすらぎ🍀 さん

    一人でふらっとフランス料理屋に行けるし、イブに一人でご飯にも行ける。全然恥ずかしいことなんてないよ。ドラクエしてる中村うさぎさんと漫画読んでる三浦しをんさんの語り合い。…お嬢様願望はあるけど、何がお嬢様だよって思うときもある。誰だって臆病だし防御したくなるし人と比べてしまう。自分を見失えば他者も見えなくなる。世間とのギャップを感じた20代。自分から合わせるのは無理だった。私は世界でたった一人の私の味方なんだと思えた30代。がむしゃらに何かを求める必要はない。ただ漂って何処にも行き着かない生き方もあるんだ。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    かたやちょっと、抜け感のあるイケイケ系、かたや沼に浸かり切ったオタク。全く、タイプが違う二人が対談。すると共通していたのは、普遍的な女子の葛藤と歳を経ての割り切り方、そしてド変態でした(笑)しかし、ある意味、悟ったお二人の男性の見方は優しいな…。世に言うスクールカーストと自分の学生時代を重ねてもしっくり、来なかった理由がこの本を読んで分かりました。後、「性教育での突如、出てくるおしべとめしべの例えにピンと来ない」や「男に期待はしていないし、男性の性的パッションや肉体を憎む時期があった」には頷く事仕切り。

  • 金吾 さん

    ○パンチの効いた対談集です。下ネタも含め極めて自由な状態で言いたいことを言っており面白かったです。主婦は女性が作ったカツアゲには笑いました。

  • harass さん

    読書生活復帰へのリハビリとして軽いものを読む。レビュから気になり借りる。中村うさぎと三浦しをんの対談。女子校出身の二人の学生生活の話から、ある意味真逆な二人の生き方と女性であること、男についてなど。二人とも普通ではない生き方をしていて、オタクであるこや、後半はシモネタ。ただ思ったよりも大人しめだった。うまいことをいうなとニヤリとするヶ所多し。読み物として。文庫版はあとがきでその後の二人についての文があるらしい。チェックしたい。

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