セッシュウ! 世界を魅了した日本人スター・早川雪洲

中川織江

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062179157
ISBN 10 : 4062179156
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
414p;20

内容詳細

半世紀以上世界で活躍し続けた大スター。なぜ彼は故国・日本で「国賊」と呼ばれ続けたのか―。「チート」から「戦場にかける橋」まで、初めて全出演作品を網羅し、巨星のたどった軌跡を再現する。

目次 : 第1章 青木鶴子・国際映画女優第1号/ 第2章 雪洲になるまで(1886年(明治19)0歳―日本時代)/ 第3章 夢や夢 あこがれのアメリカ(1907年(明治40)21歳―アメリカ時代)/ 第4章 眠らない男(1917年(大正6)31歳―アメリカ時代)/ 第5章 動く「役者絵」セッシュー(1923年(大正12)37歳―アメリカ、ヨーロッパ時代)/ 第6章 堂々帰国(1930年(昭和5)44歳―日本時代)/ 第7章 沈黙の石畳(1937年(昭和12)51歳―フランス時代)/ 第8章 「もののふ」の人(1950年(昭和25)64歳―日本時代)/ 第9章 「ハヤカワ劇場」閉幕す(1961年(昭和36)75歳―日本時代)/ 第10章 終章

【著者紹介】
中川織江 : 日本女子大学大学院博士課程後期修了。博士(文学)。(公財)教育美術振興会評議員。元・京都大学霊長類研究所共同利用研究員。元・日本女子大学、埼玉大学講師(非常勤)。香川栄養学校調理師科卒。大塚テキスタイル学院工業繊維学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 中田俊輔 さん

    この本は、予想以上に面白かったです。早川雪洲チートでハリウッドスター第1号になりその後、チャプリンが続くんですけど、とにかく破天荒で日本人がバカにされてはだめだと大きい家を購入してパーティを模様してその中にはチャプリンもいたりとにかく破格のギャラをもらってたので保険金ほしさに雪洲に近よって殺害を企てようとするプロダクションがいたりハリウッド映画に嫌気がさしてフランスで映画をとったり愛人に子供を生ませてハリウッドでは雪洲より早く映画に出ていた鶴子に面倒をみさせたり時代なので、今の価値観では、計れないですけど

  • メルセ・ひすい さん

    今、生きていれば127歳。21歳で渡米草創期のハリウッド映画界、デビューは1915年米国は人種差別、排日運動のまっさかりだった。川上音二郎の姪と出あった。生涯、世界に君臨し続けた唯一の日本人スター早川雪洲と、日本人初のハリウッド女優だった妻。その軌跡を圧倒的な調査と第一級史料により描き出す。7年の歳月をかけ初めて明らかになる、世界的夫婦の愛の物語。

  • decomo さん

    早川雪洲まったく知りませんでした。戦場に架ける橋は知ってるけど見たことない。とにかくすごい、まぁとんでもない所も多々あるのだけれど、仕方ないのかなぁ。鶴子さんが立派すぎますね。

  • Gen Kato さん

    『チート』『新しき土』『東京ジョー』『東京暗黒街・竹の家』などの映画を観て、早川雪洲に興味を持ったので。雪洲はもちろんのこと、伴侶であった鶴子さんの生きざまがすごい。そしてスターになった人物を些末なことから罵倒したり称賛したり、日本人って100年前から変わらないんだなあ。

  • Wataru Hoshii さん

    雪洲ぐらいの人なら、事実関係を整理した評伝がとっくに出版されているはずと思っていたが、あまりに伝説が多すぎて、きちんと確認されてこなかったということらしい。その意味で、付録の出演作品リストも含めて労作。妻・鶴子への筆者の思い入れの強さは、この評伝ならではの重要な視点だろう。その一方、取材で確認しきれなかった(誰かが言っているだけで客観的な裏付けがない)内容がかなり多く記述の中に投げ出されてもいる。関係者のほとんどが亡くなってしまっているから仕方ないが、そこで評伝としての詰めがやや甘くなっているのが残念。

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