中島らも レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

4件
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  •  ちょうど、大学四年のときアルコール性肝炎で三週間...

    投稿日:2021/04/17

     ちょうど、大学四年のときアルコール性肝炎で三週間入院した時にヒマなので十回ぐらいリフレインで読んだ作品。  きっとらもさんは酒が好きで飲んでいるのではなく、酔っ払うため、また忘れるために飲んでいるに違いないと思った。それはまさに僕自身もそういう飲み方だったので同族の匂いを感じ取った。  作品の中でも出てくるアル中度チェックは当時、十四点の高得点を記録したものだが、最近やってみたら十点に届かなかった。僕も丸くなったものだ。

    boggie999 さん

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  • 写植を生業としている“おれ”のもとへある晩ふらりと...

    投稿日:2021/04/11

    写植を生業としている“おれ”のもとへある晩ふらりと訪れた高校時代の同級生。ひょんなことから彼が詐欺師であることが判明し、なぜか“おれ”も詐欺の片棒を担がされることに。ふたりの詐欺はやがて出版界を巻き込んでの大騒動へ発展していく------という痛快コメディ。自動書記にシュールレアリスム、アルコールにドラッグ、活版印刷の歴史とマスコミ。ヤクザと詐欺と情婦と、そして、笑い。中島らも作品の代名詞とも言うべきモチーフが随所に散りばめられ、軽妙なタッチで物語は描かれ加速していく。主人公が医師会の重鎮たちを相手に一発本番の詐欺のプレゼンテーションをするシーンの面白さはいつ読み返しても圧巻の一言に尽きる。また、主人公の“おれ”が極めて非観念的な存在として描かれている点にも注目したい。例えば胸が熱くなるような感動からも、心底の怒りや悲しみや歓びからも、およそ人間的な生々しい感情から遠く切り離された存在として“おれ”は一貫して描かれている。そんな“おれ”に映る世界や社会へのリアクションが本作品の文体を形作っており、そのことが、作品全体から過剰な意味付けや劇的な要素を排し、登場人物たちの行為そのものの滑稽さを巧みに抽出し表現することに成功している。中島らもという作家の「面白さ」への追求(戯作性)と、おそらくは日々の思考の積み重ねではなかったであろうかと思われる考察性(批評性)が絶妙のバランスでせめぎ合う極上のエンターテイメント。

    チョコぞう さん |30代

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  • 昔中島らもにはまって、いろいろ本を読んだり、リリパ...

    投稿日:2021/02/25

    昔中島らもにはまって、いろいろ本を読んだり、リリパットアーミーのお芝居に行っていましたが、亡くなってからは遠ざかっていました。この度、ベスト盤みたいなエッセイが出ていたので、久しぶりに手に取りました。ほとんど既読ではありますが、やはり面白い!若い人にも読んで欲しいなー

    いえつん さん

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  • 本人の体験に基づく自伝的な物語と思われる。 エッ...

    投稿日:2010/01/01

    本人の体験に基づく自伝的な物語と思われる。 エッセイにもよく書かれている、コピーライター養成所、フーテン、ヘルハウス時代を切り取っているのだろう。 合間合間にウィリアムバロウズばりのシュールな文章がはさまれている。 想像力の欠如した読書に表現者としてあるべき(ロックンローラーであるべき)と啓蒙する書でもある。3コード、8ビート、8トラックス、そしてロックンロール万歳!

    Yousei さん

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ありがとうございました

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