僕にはわからない 講談社文庫

中島らも

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062761758
ISBN 10 : 4062761750
フォーマット
出版社
発行年月
2008年11月
日本
追加情報
:
15cm,281p

商品説明

人生ってわからないことばかり―人は死ぬとどこへ行くのか?こわいって何なのか?悪いヤツはどこがちがうのか?著者は考えつづけた。宇宙の不思議から日常生活の「おかしいな」まで、考えて考えぬいた果てに、回答はどこにいたるのか?本書にはあなたに役立つ「知恵」がいっぱいつまっている。

内容詳細

人生ってわからないことばかり―人は死ぬとどこへ行くのか?こわいって何なのか?悪いヤツはどこがちがうのか?著者は考えつづけた。宇宙の不思議から日常生活の「おかしいな」まで、考えて考えぬいた果てに、回答はどこにいたるのか?本書にはあなたに役立つ「知恵」がいっぱいつまっている。

目次 : 1 僕にはわからない(宇宙のほんとのとこはどうなってるか/ ミクロとマクロについて ほか)/ 2 僕はギョッとする(こわい話/ 日常の中の狂気 ほか)/ 3 僕はこわがりたい(『ゴシック』の恐怖/ 血縁モンスター ほか)/ 4 わるもの列伝(悪い奴ほどよく笑う/ 悪役の出身地について ほか)

【著者紹介】
中島らも : 1952年、兵庫県尼崎市に生まれる。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。『今夜、すべてのバーで』で第13回(平成4年)吉川英治文学新人賞を、『ガダラの豚』で第47回(平成6年)日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年7月26日、転落事故による脳挫傷などのため死去。享年52歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    古本屋で読んだことのない中島らもの本を見つけるとつい買ってしまう。4章で構成されていて特に第一章は宇宙や生と死などについて書かれていて難解。いつもの中島らもの本は軽く笑わせてくれるものが多かったので氏の奥深さに気がついた。中盤に映画のことが出てくる。B級ホラーのファンであることは知っていたがわたしの知らない映画のことも出てきて楽しめた。エクソシスト2が好きというのは同感。4連休の1冊目。

  • Shoji さん

    波乱万丈なんだよな。確か、灘高出て大阪芸大出て、本書いて劇団を主宰して音楽活動とかもやってた変なオッサンなのだ。ヤク中(これは合法的な奴の筈)、そして筋金入りのアル中。なんたって、酔って転げて頭打って死ぬぐらい筋金入り。偉大なるオバカさんが書いた、この『僕にはわからない』なるエッセイ、読んでみましたが僕にも分かりませんでした。いや、書いてることは良くわかりました。作者の脳ミソの構造が僕にはわからないのである。実は、めっちゃ天才だったのではと思う。でも変なオッサンやったよな。

  • 黒猫 さん

    とにかく面白い。いろいろなことに興味を持たないとこんな幅広い分野のことをさらっと上手に語れないよなあと改めて尊敬。麻薬から心理学、大好きなプロレスまで。特にオススメなのが、「わるもの列伝」。タイガージェットシンが少年から「あ!タイガージェットシンだ!」と言われ、彼は悪役レスラーのタイガージェットシンになりきって前を歩く高校生に殴りかかった話。シンはプロ。(笑)わるもの度チェックも面白い。意外と悪いことをして来たもんだなあと痛感。しかし、社会の嫌な奴には悪いことをしなかった奴が多い。らも節全開。

  • hope さん

    ★★★★ 再読だけど、かなり前だったので読メは初登録。わからないこと、怖いこととかを、らもさんは考える。『ガダラの豚』執筆に際してのアフリカ取材旅行話も興味深い。ていうか小説のまんま!昔の本だけど、らもさんの観察力やカンの良さは今読んでも惚れ惚れする。見識は林先生に匹敵すると思うね。バカな話にも深い話にも共感できて気持ちいい。 らもさんとお酒飲みながら話ができたら、本当に楽しいだろうなぁ。

  • 黒猫 さん

    再読。らもさんの興味が多岐に渡るということがよくわかる。まだ、ノストラダムスの大予言から10年も前になると、世間ものんびりしたものだった。しかし、この時から地球環境の破壊は叫ばれていて、それは日本の高度成長後同じ問題なんだろう。20年経っても。。らもさんが精神的に平常心であることがよくわかる。このあと、いかなる理由で酒やドラッグにハマッてしまったのか知りたい。らもさんに直接聞いてみたい。ってのは無理だから、中島らもさんの作品を読み進めたい。

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人物・団体紹介

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中島らも

1952年兵庫県尼崎市生まれ。大阪芸術大学放送学科卒業。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞受賞。著書多数。2004年7月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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