ガダラの豚 1 集英社文庫

中島らも

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087484809
ISBN 10 : 4087484807
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
16cm,292p

内容詳細

アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブームにのってベストセラーになった。8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、大生部はアル中に。妻の逸美は神経を病み、奇跡が売りの新興宗教にのめり込む。大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。まじりけなしの大エンターテイメント。日本推理作家協会賞受賞作。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nuit@積読消化中 さん

    3巻分冊による1巻目。超能力、奇術、新興宗教、ヤクザとネタ満載な上に、民俗学者でアル中の主人公、神経を病んで新興宗教にハマるその妻、超能力のトリックを暴きまくる奇術師、無茶苦茶強いTVプロデューサー、エロい精神科女医など登場する人物たちも個性があって面白い。コミカルな昭和なノリがまた素晴らしい。ずっと積読しててごめんなさい。もっと早く読んでいれば(苦笑)!このまま2巻目でアフリカへ旅立ちます!

  • ehirano1 さん

    これひょっとしてアル中教授の娘が実は・・・とかいう転換になっていくのでしょうか? なんかそんな気配が感じられますが・・・・・しかしそうするとあのプロローグは一体何を示唆するものなのでしょうか?心玉導師の事だけではないと思うのですが・・・・・次巻を読み進めます。

  • ナルピーチ さん

    第一部の舞台は日本。大学教授であり、民族学学者の“大生部”を中心とした物語。テレビ番組の出演を切っ掛けに知り合った“ミスター・ミラクル”と共に詐欺まがいの新興宗教の教祖を壊滅へと追い込んでいく事に…。主人公の大生部教授をはじめとした個性的なキャラ達の立ち回りがとてもコミカルで読んでてとても面白い!個人的にはルイ先生推し。あのカウンセリングは男なら必ず受けてみたくなっちゃうでしょう!第一部はまだまだ序章に過ぎない。舞台をケニアへと移す第二部。どんな展開が待ち受けるのか!?ワクワクが止まらない!

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    子供の頃は余りの分厚さに怯んで読めなかった本。読んでみたらプッと笑えて面白いじゃないの!最初にコテコテ関西弁な隆心老師に笑い、真面目で融通が効かなすぎる恵心さんに苦笑していたら、中々、直感的にも「これは不穏や・・・」としか思えない空気に。しかし、TV番組局の人選やゴリ押しオファーなどのえげつない内幕を暴露しすぎ!アル中の大生部の頼り無さに「大丈夫かないな、この人・・・」と思わずにいられない。修君がええ子や・・・。似非超能力者暴き、ミラクル氏の手品のトリックと同時に「賢い人ほど、騙される」発言は中々、意味深

  • oser(読書家ではありませんドクシャーです) さん

    名作との事で …BOOKOFFに3巻揃いの状態で百円コーナーに鎮座されていたものをサルベージ(掘り出し物があるからBOOKOFF通いはやめられませぬ) …なるほどぅ超能力・宗教・学者という三竦みは鉄板。(みんながTRICK trick…と連呼しているのも納得) らもさんの文章はほのかに温かく、また要所要所に点在する小粋なジョークがクスッと。楽しいテンポ感。 …魅力的な設定に、らもさんの緩急がついていてキャッチーなプロット。面白くない訳が無いですやん。 …次巻は日本を出、グローバルに。さー2巻にまいろう。

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人物・団体紹介

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中島らも

1952年兵庫県尼崎市生まれ。大阪芸術大学放送学科卒業。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞受賞。著書多数。2004年7月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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