江戸の大道芸人 都市下層民の世界 ちくま文庫

中尾健次

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480433961
ISBN 10 : 4480433961
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;15

内容詳細

江戸の大道芸を支えた人々は、身分制社会のなかで、どのような扱いを受けていたのだろうか?町人・僧侶であっても困窮ゆえに芸で糊口をしのぐ人々や被差別民、そうした多様な芸人集団の実像など、現代社会につながる「芸能と差別」の源流へと迫る。芸人は差別されていたというイメージにとどまることなく、もう一つの大江戸社会の姿を活き活きと描き出す。

目次 : 序章 都市下層民の成立/ 第1章 非人と大道芸/ 第2章 乞胸の大道芸/ 第3章 願人の大道芸/ 補章 猿飼の芸能/ 終章 江戸の大道芸と近代

【著者紹介】
中尾健次 : 1950年‐2012年。大阪教育大学大学院教育学研究科社会科教育修士課程修了(教育学修士)。専門分野は近世賤民史、同和教育史。大阪教育大学教授をつとめ、江戸時代の「部落史」研究に多くの業績を残した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • リキヨシオ さん

    失業者や飢饉の増加により大都市・江戸に流れ着いた貧人達は生きる為に「土木・建築の仕事」「不浄物・変死体の片付け」「古雪駄直し」「古木・神くず拾い」など肉体労働に従事した。そして早い段階で貧人達の組織化が図られる。貧人はいつしか「非人」と呼ばれ肉体労働に加えて「物まね」「大道芸」「浄瑠璃語り」「猿飼」などの大衆向けの芸能を生業にする者まで現れた。自分のコンプレックスですら生業にしてしまう江戸時代「都市下層民」の人間としての逞しさには感心した。

  • 巽 さん

    こんな研究がしたかった。むっちゃ面白かった。賎民研究したい。本当にしたい。というか近世史料残り過ぎやろ。

  • むう さん

    江戸の下層民たちが、いかに生きていたか。そして、以外に細かく幕府が統制しようとしていた事実などが分かり、勉強になった。

  • ダメカン さん

    タイトルと中身が一致していません。タイトルは、サブタイトルが本当の中身を表しています。すると売れないからか大道芸を表に出したのでしょうか。まついげんすいコマ回しやガマの油売りなどの、芸の詳細をしりたくて読んだのですが、大道芸で出てくるのは、申し訳程度に猿回しくらい。正直、読みたい内容ではなかったです。

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