猪変

中国新聞社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784860112660
ISBN 10 : 4860112660
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
追加情報
:
239p;20

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • Sakie さん

    海を泳ぐ姿や野を駆ける姿を見ると、その生命力に畏敬の念さえ覚える。しかし里山近くや島の住人にとっては、集落を消しかねない脅威なのだ。猪の餌は冬にドングリ、春にタケノコ。その間を埋めるのが島特産の柑橘類と聞いて瀬戸内海に猪が増えた理由が腑に落ちた。1990年代に柑橘類の輸入が自由化された辺りから島の猪は増えたのだ。それから30年。山に入る人は更に減り、猪は街にも現れ、被害は拡大している。正直、国民が減ると確定した日本で、人間の力だけで対応するのは限界じゃないか。放棄された田畑に牛を放牧するアイデアは好いね。

  • ふぇるけん さん

    私の住んでいる地域でも猪は問題になっているので、興味深く読んだ。猪による被害には、日本の植林政策や森林開発などが大きく影響しており、単純に解決できる問題ではない。獣害の予防と捕獲はイコールではないなど、なるほどと思えるところも多かった。猪肉を食用にするためにも食肉処理の認可などが必要だったりするが、それを乗り越えて名物にしている地域もあるとか。我が街でも猪肉を食べさせてくれるお店が登場するだろうか。。。

  • くさてる さん

    山を降り里へ。海を泳いで島へ。人を恐れず町へ。農地を荒らす猪の問題に迫ったノンフィクションです。10年前の新聞取材が元になっているそうですが、事態はさらに深刻になっているのは明らか。自分の住んでいる地域でも、住宅地に猪が出現したという記事を読むことがあっただけに興味深く読みました。農家のひとの嘆きは胸に迫りましたが、単なる害獣としてだけでなく、人間の文化に関わってきた存在としての猪にも触れ、海外の事情や共存の可能性にまで広げている視点が面白かったです。

  • Танечка (たーにゃ) さん

    中国地方のイノシシ事情を、様々な人へのインタビューによって浮彫にしている手法がとても面白い。これだけいろいろな立場の人から話を聞き出せるのは、新聞社ならではじゃないだろうか?

  • とらじゃ さん

    この本の中で「猪はいない」と明言されている町でも、今は猪が走り回っている。単に捕獲すれば被害がなくなるわけでもない。獸害と真剣に向き合っていかなくてはならない時代なのだろう。

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