「アーサー王物語」に憑かれた人々 19世紀英国の印刷出版文化と読者 慶應義塾大学教養研究センター選書

不破有理

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784766428872
ISBN 10 : 4766428870
フォーマット
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
156p;19

内容詳細

目次 : 第1章 作者トマス・マロリーとは/ 第2章 『アーサー王の死』の誕生(写本から活版印刷へ/ 空白の18世紀―中世の復権とアーサー王の再臨 ほか)/ 第3章 『アーサー王の死』の出版競争第一幕―ウォルター・スコット対ロバート・サウジー(スコットの探索1807年から―キャクストン版を求めて/ スコットによるベストセラー戦略―書物のサイズと体裁 ほか)/ 第4章 『アーサー王の死』の出版競争第二幕―ウィルクス版対ウォーカー版(1816年版の出版競争を読み解く―ウィルクス版の「読者案内」/ 書誌学的見地から1816年版を解体する ほか)/ 第5章 『アーサー王の死』の出版競争第三幕―ファーニヴァル対ストレイチー(マロリーのテクストの罠/ グローブ版とは/ 「書き改めること」―改変の歴史 ほか)

【著者紹介】
不破有理 : 慶應義塾大学経済学部教授。神奈川県立光陵高校卒業後、横浜国立大学教育学部英語科入学。在籍中に文部省(現文部科学省)の留学制度によりケンブリッジ大学ホマトン・コレッジ留学、Elisabeth Brewer氏に師事、慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻修士課程入学、〓宮利行氏に師事、同博士課程満期単位取得退学。北ウェールズ(現バンゴール)大学「アーサー王伝説コース」でP.J.C.Field氏に師事、修士号取得。国際アーサー王学会日本支部副会長・会長歴任。専門はアーサー王伝承 (特にモードレッド像)、中世主義。近年はサー・トマス・マロリー『アーサー王の死」の19世紀英国出版史の研究を国内外で発表中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 志村真幸 さん

     マロリーの『アーサー王の死』の19世紀イギリスにおける復刻刊行を手がかりとし、当時の出版文化に迫った内容だ。  書誌学的なアプローチをとっており、実際にどのように印刷されたのかに具体的に迫っていくあたりがおもしろい。全集ものや「手に取って読める」判型が登場したことの読書文化への影響なども。  この時代に見られた、性的な記述や単語を「健全」に修正している例についても。  いかに19世紀に関心をもたれ、さまざまなバージョンが生まれていったかに焦点があてられており、出版文化に関心のあるひとは必読だろう。

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不破有理

慶應義塾大学経済学部教授。神奈川県立光陵高校卒業後、横浜国立大学教育学部英語科入学。在籍中に文部省(現文部科学省)の留学制度によりケンブリッジ大学ホマトン・コレッジ留学、Elisabeth Brewer氏に師事、慶應義塾大学大学院文学研究科英米文学専攻修士課程入学、〓宮利行氏に師事、同博士課程満期単

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