ケアのカリスマたち 看取りを支えるプロフェッショナル

上野千鶴子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750514277
ISBN 10 : 4750514276
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
388p;19

内容詳細

老後の保険から財産管理まで、介護サービスから終末期医療まで、遺言・相続から葬儀の生前準備まで……
「生・老・病・死」別に「終活」にまつわるお役立ち情報を網羅した、人生の幕引きを準備するためのガイドブック。
特別寄稿に上野千鶴子・鎌田實・上田紀行・高橋卓志ほか。

著者:NPO法人 ライフデザインセンター
遺産相続・遺言や葬儀、年金や介護など、人生の最終ステージに起こる問題に向き合
い、人生をよりよく生きるための相談・支援事業、成年後見・財産管理の事業、セミナ
ー事業等を行う、草分け的な非営利活動法人。


【著者紹介】
上野千鶴子 : 1948年富山県生まれ。東京大学名誉教授。立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授。認定NPO法人WAN(ウィメンズアクションネットワーク)理事長。日本における女性学・ジェンダー研究のパイオニア。近年は介護とケアへ研究領域を拡大(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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時に過激な発言の上野氏。顔がいい男なら性...

投稿日:2015/03/20 (金)

時に過激な発言の上野氏。顔がいい男なら性愛だけの対象として付き合うのも良い、と言っていたのをみて、相変わらず極端だなーと思ったのを思い出す。 しかし、このくらいクリアな意見のほうが、一般人には分かりやすいのかもしれない。 で、そんな彼女が出した新刊は、老人をケアする現場を取材した本。 おひとりさまを論じたのだから、そのおひとりさまをケアする人々も紹介してくれなきゃね、というかゆいところに手が届く感じの本と言えるだろう。 ケアハウスのにおけるずさんな管理体制、看護する側による老人虐待などのニュースを見るたびに、理想と現実のギャップを感じていたのだが、この本はその溝を埋めてくれそうな気がします。リアルな現場の声がきける貴重な一冊。

yokoyama さん | 所在地 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【超高齢社会の老いとは、前人未踏の新しい経験です。現場は常に動いています】在宅看取りのノウハウからコストまでを大胆に切り込んだ、在宅介護・看護・医療の「カリスマ」と呼ばれるフロントランナー11人と上野先生の対談集。先生は「あとがき」で、<本書に登場するひとびとに話をお聞きして、わたしの得た最大の成果は、「安心」でした。こうすればおひとりさまでも家で死なせてもらえる、と。/制度を支えるのはひとです。わたしは現場ですぐれた実践者たちに会って来ました。それがわたしの制度に対する信頼を支えています>と。確かに。⇒

  • あじ さん

    日本の介護制度は、福祉国家デンマークに肩を並べる水準だそうだ。しかし私にはまるで実感がない。国民の関心が高い介護について、その問題点と展望を著者と11人のプロフェッショナル(介護の領域で果敢に開拓する人々)が対話を繰り広げる。現在、介護に携わっている方、親の介護を念頭に入れている方、現場で働く医療・介護職の方、そして自身が介護される立場になったら…とお考えのあなたへ、様々なアプローチで看取りの在り方を提案してくれます。国単位で大きく見ないで、在住地域の介護の今を把握する所から始めたいと思った。

  • 遊々亭おさる さん

    病気や加齢により死ぬことを意識したとき、私たちは施設や病院で寂しく最後の時を待つしかないのか?いえいえ心配ご無用、住み慣れた所で自分らしい死を死ねるための取り組みをされている医療・介護のトップランナー達がいるのです。コスト削減のために厚労省が打ち出した在宅重視の福祉政策から一歩を踏み出して利用者主体のケアの在りかたを模索し実践する人達へのインタビュー集。草の根的な活動のため、地域格差や情報格差が生まれてるんだろうなとは思うものの、孤独死云々の暗い話題ばかりが先行する中でこの本が光明であるのは確か。

  • 清水勇 さん

    著者は私より8歳上の全共闘活動家であった経歴もあり敬遠してきたが、別の本のインタビューで数多くの介護に関するフィールドワークを通して得られた的確なコメントで見方が変った。著者は11人の医療、看護、介護、施設系の専門家の活動に同行し実態を理解した上で対談しているので、各専門家の先駆者としてのカリスマぶりや彼らの頑張りで高齢者介護の現場で地殻変動が起きていることを理解できた。特に著者の造語である「在宅ひとり死」を可能にする介護のあり方に絞った専門家との議論は、自分自身の終い方を考えるのに非常に参考になった。

  • TARO さん

    筆者は自宅に住んで、地域で暮らすことを強調されている。  しかし、訪問介護で行ける軒数は1日で8軒程度が限界で、食事や入浴などの時間のかかる支援が増えるともっと減ると思う。団塊の世代が要介護になったときに、人数的にどうやったら在宅支援ができるのか分からない。一つの場所にみんなを集めて介助するしかなくなってくるのではないか。  具体的な介助行為の具体的な時間を考え、もっと具体的に詰めないと、当たり前の幸せは、もうすでに失われてる段階にあると思う。在宅や地域で暮らしたいという声はもう届かない段階だと思う。

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上野千鶴子

1948年富山県生まれ。東京大学名誉教授。2011年から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究の第一人者。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学博士

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