鹿の王 下 還って行く者

上橋菜穂子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041018897
ISBN 10 : 4041018897
フォーマット
出版社
発行年月
2014年09月
日本
追加情報
:
554p;20

内容詳細

2015年 本屋大賞 大賞受賞!!

2014年 国際アンデルセン賞《作家賞》受賞第一作!
作家デビュー25周年&待望の書き下ろし長編

命をつなげ。愛しい人を守れ。未曾有の危機に立ち向かう父と子の物語。


何者かに攫われたユナを追うヴァン。同じ頃、医術師ホッサルは移住民に広がる謎の病の治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが愛する人々、この地に生きる人々を守るため、選んだ道は――!?

【著者紹介】
上橋菜穂子 : 作家・川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』で作家デビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、『獣の奏者』シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 海猫 さん

    下巻は激しく、またファンタジックにドラマが揺れ動く。特に交互に語られていた2組のエピソードがゆっくりと、確実に重なっていく様は物語の鼓動が聞こえるかのごとき興奮。ミクロとマクロな視点がありどちらも引き込まれる。それらがアンサンブルのように重なって一つの大きなテーマを紡ぎだし、力強い。上巻からの期待値を遥かに上回る作品として結実。読み終われば鹿の王というタイトルにも見事な余韻がある。描かれる世界はファンタジーでも伝わるメッセージは現代を、明日を生きる我々を勇気づけるものだ。なによりそこが素晴らしい。

  • starbro さん

    上下巻1000P超を読了しました。上橋菜穂子は従来のファンタジーの枠を大きく超え、さらなる高みに上った感があります。ところで地球・自然環境に取って、最強・最悪の破壊者(ウイルス)は、70億を超え100億人に迫ろうとしている人類だという説があります。そうした説からすると強力な伝染病のウイルスは地球を守るためのヒーローなのかも知れません。黒狼熱が中世の黒死病のように猛威となって人口を激減させる世界もあるのかなぁ!

  • 抹茶モナカ さん

    ヴァンとホッサルの病気と免疫についての対話シーンは「ふむふむ。」と、熱中して読んだ。ヴァンの『裏返る』という感覚について、何時間も集中して読書していたら、あまりに本の世界に入り込んで、僕はゾワゾワする感じがしたことがあって、「あの感じに近いのかな?」と思ってみたりしていたら、《恐ろしい病気》という作中表現があったりして、違ったみたいで。なんて言うか、自分が裏返るくらい本の世界に危ないくらい浸る事が個人的にあったので・・・。そんなこんなもありつつも、下巻は一気読み。

  • 遥かなる想い さん

    下巻はユナを追うヴァンと 火馬の民の族長オーファンの出合いから始まる。 漠然と散らばっていた話が 徐々に繋がっていく様は 気持ち良い。 ヴァンとサエ、そしてユナ…飛鹿と火馬…読んでいると 自然と映像が浮かんでくる のだが、なぜか獣ばかり 登場するのは著者の意図 なのだろうか? 愛する人を守るために、 ヴァンとホッサルは何を 選ぶのか? やや複雑な部族関係が 真相を解りにくくしている のが少し残念だが、 壮大な生命と愛の物語 だった。

  • frosty さん

    読み終わった後、しばらく動けなくなります。感動、恐怖、興奮、いろいろな物が頭の中でグルグル回っていて、それがあまりにも無秩序に体の中を巡るものだから、どうしたらいいのかさえわからない、そんな感覚に陥ってました。本を閉じて、ああ、終わっちゃったんだな、と思うと涙が出てきました。早く読み進めたいけれど、この物語に終わってほしくはない。本当に、上橋さんの描く物語、大好きです。世界中の人々に読んでもらいたいけど、これは違う言語に直されたら魅力が半減してしまいそう……上橋さんが、母国語の日本語でこの物語を紡いだから

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人物・団体紹介

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上橋菜穂子

1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学特任教授。オーストラリアの先住民アボリジニを研究中。著書の、『孤笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞、バチェルダー賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、

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