写真集 美しい刑務所 明治の名煉瓦建築 奈良少年刑務所

上條道夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784908443015
ISBN 10 : 4908443017
フォーマット
出版社
発行年月
2016年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
131p;27

内容詳細

刑務所がホテルに!! 今年7月に突然刑務所としての機能を廃止して、ホテルにすることが決まった、奈良少年刑務所。
その中を丹念に撮った写真集、発売です。刑務所内で教えていた先生たち、刑務所を愛した近隣の人たち、 受刑者、建築学の専門家、刑務所の歴史を丹念に取材して掲載しました。
明治初期、欧米との不平等条約を改正するために与えられた宿題の一つが、人権意識のかけらもない刑務所をまっとうなものにすることでした。そこで白羽の矢が当たったのがジャズミュージシャン山下洋輔さんのおじいさん、山下啓次郎さん。啓次郎さんが、世界各国を見て回り造ったのが、奈良・鹿児島・長崎・金沢・千葉に建てられた「明治の五大監獄」、その中で、原形のまま残り、現役で使われているのが奈良少年刑務所なのです。

【著者紹介】
上條道夫 : 昭和23年(1948)奈良県斑鳩町生まれ。高校時代より、放課後、大阪の写真スタジオに勤務。20代半ばで上京、麻布スタジオで修業を積む。森山大道に師事、写真誌に芸術写真を多数発表。30代でフリーランスになり、平成20年に写真スタジオKPSを設立。商業写真家として活躍する。平成22年2月、奈良少年刑務所の撮影を行なう。平成27年9月、病気により逝去

寮美千子 : 昭和30年(1955)東京生まれ。昭和61年、毎日童話新人賞受賞。平成17年の泉鏡花文学賞受賞をきっかけに、翌年奈良に移住。平成19年から9年間、松永洋介とともに奈良少年刑務所の社会性涵養プログラムの講師を18期務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    不平等条約を解消させるために国の威信をかけて作らせた刑務所。仕事で訪れる事も多々あったが、こうして写真集になるとは感慨深い。今日の見学会の記念に購入。

  • 瑪瑙(サードニックス) さん

    以前に『空が青いから白をえらんだのです』という奈良少年刑務所の少年達が書いた詩集を読んだ事があります。とても純粋で心を打たれる詩が並んでいました。その奈良少年刑務所が廃庁されるとの事。あまりにも美しいその姿の為保存される事が決まったそうだが、ここでそうやって心を込めて少年達と培ってきた繋がりや教育のノウハウは失われる事はないのだろうか?建物が残るのは嬉しいがそちらの方がとても気になった。犯罪を起こしてしまう少年達を作り出す社会の方に問題があるのに、それを解決できない事がもどかしい。

  • 宇宙猫 さん

    ★★★ 奈良少年刑務所の写真集。見る分には綺麗だけど、ここで生活するのはどうなんだろう。使ってないと維持するのも大変だろうけど、長く残してほしいと思う。

  • 鱒子 さん

    図書館本。今年の3月に109年の幕を閉じることになる、奈良少年刑務所の写真集。東大寺にほど近いこの施設は、ホテルもしくは博物館として、民間委託での保存が決まっているそうです。そういう意味で安心して、本を楽しめました。全体の1/3ページでは、「奈良少年刑務所を思う会」の山下洋輔会長や、保存に尽力された方達の声と共に、実際にこの施設に収容されていた方達の思い出が掲載されていて、読み応えもバッチリでした。

  • 遠い日 さん

    今年(2017年)3月に刑務所としての109年の歴史を閉じる奈良少年刑務所。美しい煉瓦造りの建築物だが、そこで過ごした少年たちのことを思えば、単純に美しいとばかりは言えない感情が蠢く。この本の文章を担当された寮美千子さんはずっと奈良少年刑務所の社会性涵養プログラムの講師を務めてこられた。その寮さんの『空が青いから白を選んだのです 奈良少年刑務所詩集』を読んで以来、心に留め置いた少年たちの俤。煉瓦建築にこめられた近代化の希望や目的、それを胸に刻みたい。

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上條道夫

昭和23年(1948)奈良県斑鳩町生まれ。高校時代より、放課後、大阪の写真スタジオに勤務。20代半ばで上京、麻布スタジオで修業を積む。森山大道に師事、写真誌に芸術写真を多数発表。30代でフリーランスになり、平成20年に写真スタジオKPSを設立。商業写真家として活躍する。平成22年2月、奈良少年刑務所

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