喜びは悲しみのあとに 幻冬舎アウトロー文庫

上原隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344405004
ISBN 10 : 4344405005
フォーマット
出版社
発行年月
2004年03月
日本
追加情報
:
16cm,282p

内容詳細

脳に障害のある子を持つハードボイルド作家、倒産した地方新聞社の元社員たちの困難な再就職、「子殺し」の裁判ばかり傍聴し続ける女、十年間第一線で活躍しながらある日突然「戦力外」通告されるプロ野球投手。人は自らの存在を道端の小石のように感じる時、どのように自分を支えるのか?安らぎと感動のコラム・ノンフィクション第二弾。

目次 : 小さな喜びを糧に/ ブロンクス生まれのウエイター/ タイムマシーンに乗って/ ロボットの部屋/ 復讐のマウンド/ リコン日記/ 天安門から遠く離れて/ わたしはリカちゃん/ 愛想笑い/ 六十八回目の恋愛〔ほか〕

【著者紹介】
上原隆 : 1949年横浜市生まれ。ボブ・グリーン・タッチのルポを書く。著書に『「普通の人」の哲学』『1ミリでも変えられるものなら』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yoshida さん

    「友がみな我よりえらく見える日は」の続編。人生に躓き、自らを路傍の小石のように感じる時、人は何を考え、そして立ち上がるのか。授かった子に重い障碍がある場合、離婚する場合、勤務先が倒産した場合、実績のあるプロ野球選手が戦力外通告を受けた場合等、様々な躓きのケースがある。普通の人に降りかかった場合もあれば、個人の嗜好による場合もある。それでも人生は続く。必死になりながら、悲しみの日々を生きる。本作は最後に希望の灯りが見えて救いがある。私も人生それなりに色々ありますが、何とか前を向いて生きたいと思った作品です。

  • ken_sakura さん

    良かった。本の題名が体を表す18篇のノンフィクション。「友がみな我よりえらく見える日は」が良かったこと。脇役に描かれた障害児が強い印象を残した「時には懺悔を」の著者打海文三が、障害児であった我が子を語る「小さな喜びを糧に」を目当てに手に取った。期待に違わず淡々ととても良かった。「なんというかな、将来のことを考えては今日は生きられないってことなんです」と打海文三の言葉が印象的。他、ブロンクス生まれのウェイター、タイムマシーンに乗って、復讐のマウンド、子殺し、我にはたらく仕事あれ、会社がなくなった、が良かった

  • 佳乃 さん

    障害者の子を持つ親の心情の話が好きです。私は当事者ではないけれど、同じ人間として彼らを好きと思う気持ちがあります。彼らには彼らの優れた才能があり輝いているから。同級生にいたあの子は今どうしているだろう・・・と思うこともある。十人十色。本当に人生も性格も十人十色。「一万円選書E」

  • tom さん

    上原隆の2冊目。聞き語りというのか、著者にとっても興味深いネタを持っている人にインタビューをして、それを文章にまとめるという本。きっと、上原さんは、独特のインタビュー力を持っている人なのだと思う。かなりきつい問いかけを受けても、被面接者は、自然に自分の気持ちを語っているような感じがある。上原さんは、どこから、こういう力を得たのかしらというのが目下の関心。上原さんという人は、かなり凄い人だと思う。

  • Tetchy さん

    過酷な状況をどうやってその人は克服したのか、その強さの正体を知りたい、そんな思いが込められているように思った。本作はいろんな読み方が出来ると思う。これほど頑張っている人がいる、私も頑張らねばと励まされる思い。ああはなりたくないと反面教師として自分を戒めるために。でも本書の大きな狙いは、大変なのは自分だけではないのだという作者がエールを皆に送ることだと感じる。これは人生が1回しかないという現実に対して、他人の人生を知る事で自分が今まで知らなかった何かを得ようとする行為だと感じた。

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人物・団体紹介

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上原隆

1949年、神奈川県横浜市生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。エッセイスト、コラムニスト。記録映画制作会社勤務のかたわら、雑誌「思想の科学」の編集委員として執筆活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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