女が女になること

三砂ちづる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865780376
ISBN 10 : 4865780378
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
追加情報
:
248p;20

内容詳細

月経、妊娠、出産、子育て……
女のからだの喜びが、いのちと社会を支える。
セクシャル・マイノリティの権利の主張は十分正しいが、一方で、マジョリティであるはずの男女は未婚とセックスレスが増加し、少子化の一途である。
“仕事と家事・育児の両立”が喧しいが、問題は両立でも経済でもなく、男に抱きとめられ、性と生殖を担う女のからだの喜びが見失われていることである。
見失われつつある女たちの家族への“祈り”と家での“働き”を、どうすれば今、肯定的に取り戻せるだろうか?


■「生の原基」とは (本文より)
「母性」とは、時代によって転変する社会的制度からしか考えられないものだろうか? 目の前で育ってゆく赤ん坊の求めるものときちんと向き合い、応えてゆく力が、今、見失われている。
「生の原基」(渡辺京二氏)というキーワードを軸に、いつの時代もかわらぬ、育ってゆく子どもという存在と、すべての人間にあらわれるはずの「母性」のありようを探る試みである。
「あらゆる文明は生の原基の上に、制度化し人工化した二次的構築物をたちあげる。しかし、二〇世紀末から二一世紀にかけてほど、この二次的構築物が人工性・規格性・幻想性を強化して、生の原基に敵対するようになったことはない。一切の問題がそこから生じている。」(渡辺京二)

【著者紹介】
三砂ちづる : 1958年生。津田塾大学国際関係学科教授。京都薬科大学卒、ロンドン大学Ph.D.(疫学)。ロンドン大学衛生熱帯医学院研究員、JICA疫学専門家として約15年ブラジル等で研究と国際協力活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • しんしん さん

    しっとりとした丁寧な口調で、母親が母親であることを幸せに感じることを祈っている。 僕たちは科学的根拠や功利主義に急ぎすぎてはいないか?

  • comet さん

    出産という経験をしてみたい。世界の感じ方や、自分存在のあり方、ふるまいが変わるのだろう。宇宙と希望を感じるそんなかけがえのない体験をしてみたいと強く!思う。

  • じゃんし さん

    三砂先生の文章は不思議と読みやすく、心に響きます。本書は研究者としてのお立場から書かれていますが、科学的根拠などで女性の行動を変えるのではなく、ずっとのちの世代のことを考えて活動しておられることに感動いたしました。

  • えり さん

    結婚してから2年。付き合っていたころとは違う家族関係。女って、って思う時期もあったけれど今は違う。妊娠出産子育てもこれからとても楽しみに待っている。女っていいなと思える本。

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人物・団体紹介

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三砂ちづる

1958年山口県生まれ。兵庫県西宮市で育つ。京都薬科大学、神戸大学経済学部(第二課程)卒業、琉球大学大学院保健学研究科修士課程修了。’99年ロンドン大学PhD(疫学)。ロンドン大学衛生熱帯医学院研究員、JICA疫学専門家として疫学研究、国際協力活動に携わる。ブラジルで約10年間暮らした後、帰国。20

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