源氏物語 天皇になれなかった皇子のものがたり とんぼの本

三田村雅子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106021787
ISBN 10 : 4106021781
フォーマット
出版社
発行年月
2008年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
21cm,143p

内容詳細

光源氏の華麗なる恋愛劇と、その背後に蠢く国家権力の影…。現存最古の源氏絵、国宝「源氏物語絵巻」の全画面を読み解き、歴史の中で源氏物語が果たした役割を追究。全56面一挙収録。幻の“黄金の庭絵巻”も登場。

【著者紹介】
三田村雅子 : 東京生まれ。早稲田大学卒業、早稲田大学大学院博士課程単位取得修了。フェリス女学院大学文学部教授、図書館長。日本文学協会委員長。NHK教育テレビ「古典への招待」講師を18年間務めた。専攻は「源氏物語」、「枕草子」、「うつほ物語」、中世物語。源氏文化と天皇制にも関心が深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けろりん さん

    400年という平和の時代に達成された文化の精華、建築や美術、工芸品の殆どが失われてゆく中、唯一完全な形で残された物語を描く《国宝源氏物語絵巻》は、物語と歴史が錯綜する、最もみやびで、最も危険な絵巻であるという視点から、他の源氏絵とは異なる特異な場面選択の中に描き出される、密通、不義の子、死といった仄暗いテーマを掘り下げ、「引目・鉤鼻」と呼ばれる没個性な様式化された人物表現の後ろにある内心の葛藤や心理的駆け引きを、風に戦ぐ草木、乱れる御簾、人物の配置等から読み解き、永きにわたり愛され読み継がれた秘密に迫る。

  • シャトル さん

    当初は100面ほどあったとされる国宝「源氏物語絵巻」 現存は世田谷の五島美術館に収蔵の4面と名古屋徳川美術館の15面のみ。いつかはオリジナルを観てみたいものだ。

  • 更紗蝦 さん

    三田村雅子氏の解説文は、「へ〜、絵巻のこの部分は、そう解釈するんだ〜」と、興味深く読みましたが、おそらくは編集部が考えたであろうキャプションの「おふざけ感」が、完全にスベッています。58ページの「ウキウキのコギャル女房どもとメソメソのオツボネ様」という表現や、68ページの『サラダ記念日』のパロディのセンスは、あまりにもオッサン臭すぎます。「文:編集部」とクレジットされている74ページの【10分で読める『源氏物語』】も、受けを狙いすぎで、「近江の君はヤンキーだった」という説明文には、シラケてしまいました。

  • sofia さん

    昨年、徳川美術館で「国宝 源氏物語絵巻展」を見に行ったことを思い出す。源氏物語が天皇制をもちこたえさせた核の一つであり、長い歴史の中で「光源氏、それは私だ」と思う「天皇になれなかった皇子」などがずっといたこと、権力の中に「源氏物語」がずっとあったことなど、おもしろい話ばかり。

  • りー さん

    源氏物語が中世以降、朝廷文化の粋として扱われ、その時々の権力者によって政治的に利用されてきたことが興味深い。またタイトルにある「天皇になれなかった王子」たちが源氏物語を研究し、文化的な財産としての価値を高めていったという点も面白かった。そうかー、桂離宮って、そういう経緯があったのか。

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