ののはな通信

三浦しをん

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041019801
ISBN 10 : 404101980X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
448p;19

内容詳細

横浜で、ミッション系のお嬢様学校に通う、野々原茜(のの)と牧田はな。
庶民的な家庭で育ち、頭脳明晰、クールで毒舌なののと、
外交官の家に生まれ、天真爛漫で甘え上手のはな。
二人はなぜか気が合い、かけがえのない親友同士となる。
しかし、ののには秘密があった。いつしかはなに抱いた、友情以上の気持ち。
それを強烈に自覚し、ののは玉砕覚悟ではなに告白する。
不器用にはじまった、密やかな恋。
けれどある裏切りによって、少女たちの楽園は、音を立てて崩れはじめ……。

運命の恋を経て、少女たちは大人になる。
女子の生き方を描いた傑作小説。

ユーザーレビュー

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思ったよりも重厚な小説だった。女性同士の...

投稿日:2021/04/12 (月)

思ったよりも重厚な小説だった。女性同士の複雑な感情のやり取りをすべて理解できたわけではないが、今までの三浦しをんの作品とは一味違う読みごたえがあった。軽快に読めるやつもよいが、こういうのをもっと読みたい。今後に期待してます。

いえつん さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    三浦しをんは、新作中心に読んでいる作家です。本書は、(同性)恋愛往復書簡大河小説でした。もっとライトな内容かなと思ったのですが、かなり濃密なヘビー級で、読み終えるのに体力を使いました。最終的に二人のハンサムウーマンが紛争地域と被災地で活躍することになるとは・・・想定外の結末でした。本書は、今年のBEST20候補です。【読メエロ部】

  • ウッディ さん

    クラスメイトとして出会った「のの」と「はな」。二人の友情は愛情へと変化し、互いを想い合いながらも、様々な経験を経て別々の道を歩む。通信手段が手紙からメールになり、20年以上続く往復書簡は読み応えがありました。返信がないと書いた内容で気分を害したのではという手紙ならでは緊張感がありました。深く愛した経験はその人の核となり、その後の生き方に大きな影響を与える。二人が出会ったことは、二人にとって幸せだったのかと色々と考えさせる一冊でした。その後のはな、為五郎さんの行方など少しモヤモヤは残りましたが、面白かった。

  • うっちー さん

    色々と重たいテーマでした

  • 風眠 さん

    中身は物凄くいいのに、パッケージがちょっとダサい商品。何だかそんな感じで、この本、損してると思う。読み始めると、タイトルと装丁の可愛いイメージとは違う展開に戸惑うし、読み終わると、濃密で骨太な愛の物語には軽すぎるタイトルだと不満に思う。そういうところで損してる感じはあるけれど、中身は文句なしに素晴らしい!読み終わり、私は『舟を編む』で語られた恋の定義についての記述を思い出した。女と女、だからまっすぐには進めない苦しさがある。愛の表し方もまっすぐじゃないけれど、心と心が繋がるってきっと、こういうことなのだ。

  • ピース さん

    ののとはなの手紙とメールによる会話。高校から40代位まで続いている。高校時代の秘密の関係、それが解消した後もメールで関係は続く。その頃二人は直接会うことはない。にも拘わらずこれだけ親密な関係を築いているのが素晴らしい。はなはどこでどうしてるんだろうか。

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