あの家に暮らす四人の女

三浦しをん

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120047398
ISBN 10 : 4120047393
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
307p;20

内容詳細

謎の老人の活躍としくじり。ストーカー男の闖入。いつしか重なりあう、生者と死者の声―古びた洋館に住む女四人の日常は、今日も豊かでかしましい。谷崎潤一郎メモリアル特別小説作品。ざんねんな女たちの、現代版『細雪』。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    図書館の予約に出遅れてようやく読めました。本作も今年刊行開始した中央公論新社の「谷崎潤一郎全集」を盛り上げるための企画でしょうか?谷崎はあまり意識せず、楽しめました。「細雪」というよりも三浦しをん版「男のいない女たち」という感じです。高校時代、当時つきあっていた彼女の前で「細雪(ささめゆき)」を「細雪(ほそゆき)」と言ってしまった苦い思い出を想い出しました。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    なんじゃこりゃ!? 古い洋館に暮らす母・娘(37歳独身)と他人2名(娘の友人とその後輩) 更に高倉健さんに憧れる赤の他人の男1名・烏の善幅丸・カッパの川太郎・そして父の魂、全員が「しをんエッセイ」の登場人物のような個性派です 「しをんさん、おふざけが過ぎませんか?」と言いたくなるようなストーリーです。でも嫌いじゃない!!(笑)

  • 風眠 さん

    谷崎潤一郎メモリアル小説・現代版『細雪』という企画で書かれた作品。本家『細雪』を読んだのが学生の頃、課題で仕方なくだったのであまり覚えていない。嫁ぎ先が決まった雪子が上京する列車の中で下痢が止まらない、って、そこで終わり?という突っ込みどころ満載のラストだったことは覚えてる。旧い洋館に暮らす四人の女。淡々としているようで波乱に満ちたドラマが硬質な文体で描写されている。でも会話の部分で急にコミカルになるのがしをんさんらしい。水漏れは本家の大水害とリンクしているし、河童の件は下痢オチの上をいってる!笑ったー!

  • れみ さん

    親子で古い洋館に住む鶴代と佐知、そして同居人の雪乃と多恵美の日々の暮らしと胸の内が描かれるお話。ドロドロしたりピロピリしたりするんじゃないかとハラハラしたけど、登場人物たちののんびりした性格からかそういう部分が柔らかい感じになり、この物語の語り手の意外な正体などファンタジックな展開にも引き込まれた。

  • morinokazedayori さん

    ★★★刺繍作家の佐知、母の鶴代、佐知の刺繍の生徒の多恵美と多恵美の会社の先輩で佐知の友人雪乃。色々なめぐりあわせから四人で一緒に暮らすようになり、家族ではないが身内という居心地のいい距離感を作っていく。「だれだってさびしい。恋人がいようといまいと、結婚してようとしてなかろうと」「お互いこうしないととか、こうしてほしいって考えをやめて、自分と相手に対して広い心を持つのがベストでしょうね」というセリフが心にしみる。家族って、近すぎても遠すぎても大変。最後は、みんな見守られているんだよという幸福感に包まれる。

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