CD

Pianism

三柴理

基本情報

カタログNo
:
TKCA72451
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

『稀代の職人ピアニスト、 三柴 理が丹誠込めて創り上げた逸品』
新作のタイトルが“Pianism”に決まったと聞いたとき、私は思わず嬉しくなってしまった。

三柴理氏にとってまさに最愛の楽器であるピアノを主題とした作品集は今や伝説とも言える『ピアノのなせる業と神髄』(1996)以来のものだし、今作がデビュー15年の節目を飾る1枚ということを考えると、これ以上のタイトルはありえないだろう。

しかも、今回は全曲においてウィーンが生んだアコースティックピアノの至宝、ベーゼンドルファーを使用し、人工的な残響処理も排した録音方法を採っているという。
期待は高まるばかりだ。

そして届けられたアルバム。まさにピアニスト/作曲家としての円熟ぶりが伝わってくるような仕上がりに、待った甲斐があったなと、また嬉しくなってしまうのだ。
おなじみ「大江戸捜査網」、高度な技巧が冴えわたる初期の作品「上半身girl」、ピアノ・コンチェルト的な「overture」など、どの曲も実に深い。さらに、三柴氏の解釈によるクラシックの有名曲が聴ける「沈める寺」は、楽曲にまつわる伝承通りの鐘の音が聞こえてくるような重厚さに圧倒される。

この曲はドビュッシーの前奏曲集から選ばれたものだが、例えば、もっとポピュラーな(なんていったら愛好家の皆さんに怒られるけど)ベートーヴェンの3大ソナタなら、ショパンのプレリュードなら、どんなふうに弾きこなすのだろう?と新たな興味も湧いてくる。

一方で打ち込みのリズムを取り入れた「ふたり」、ロマンティッな「森の妖精」などに見られるメロディの美しさも、とても三柴氏らしい。
さらに、ラストを飾る「サンフランシスコ」は、ご存じ筋肉少女帯の名曲を横関敦氏の強烈なギターを迎え、インストゥルメンタルとして再演したもの。

エディこと三柴江戸蔵として1980年代末、シーンに現れたときの衝撃が蘇るようだ。
聴き終えたとき思わず、包丁一本サラシに……じゃないが「ベーゼン1台サラシに巻いた(巻けないけど)紋羽織姿の三柴理」を思い浮かべてしまった。

超絶的な技巧をその手に、クラシック、リラクゼーション、歌謡曲、ヘヴィメタル、パンクまでさまざまなフィールドを渡り歩き、しかもそのすべてにおいて真っ向勝負できる希有なピアニスト。
『Pianism』は、そんな腕の立つ仕事人の如き三柴理が丹誠込めて創り上げた味わい深い逸品なのだ。



三好聡/リットーミュージック

内容詳細

ピアニスト兼作曲家のソロ・アルバム。自作曲はもちろん、懐かしいTVドラマのテーマ(2)やクラシックの(6)、果ては筋少の(7)までを取り上げほとんどピアノだけで表現するテクニックとアレンジのセンスに脱帽する。自作の曲では、シンセの音色も美しい(5)がよい。(星)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. overture
  • 02. 大江戸捜査網 テーマ
  • 03. 森の妖精
  • 04. 上半身girl
  • 05. ふたり
  • 06. 沈める寺
  • 07. サンフランシスコ

ユーザーレビュー

総合評価

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特撮やニュー筋少にも参加するピアニスト。狂気のヒ...

投稿日:2006/09/08 (金)

特撮やニュー筋少にも参加するピアニスト。狂気のピアニストだ!

21ヒッピーズ さん | 福島県 | 不明

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