日本の納税者 岩波新書

三木義一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004315445
ISBN 10 : 4004315441
フォーマット
出版社
発行年月
2015年05月
日本
追加情報
:
209p;18

内容詳細

税金はややこしくてわからない。いや、ちょっと待て。わからないで済まされるのだろうか。税務署がどこにあるかさえ知らない日本の納税者。その無関心と無理解につけ込んだ「お上まかせの税制」が、今日の財政危機と格差社会を生んだともいえるのだ。国民の大多数を占めるサラリーマンが、いかに税にたいして関心を持てなくされているか。その現状や背景を伝える。

【著者紹介】
三木義一 : 1950年東京都に生まれる。1975年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。専攻、税法。現在、青山学院大学法学部教授・法学部長(博士・一橋大学)、弁護士、民間税制調査会メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きいち さん

    何度か確定申告やって骨身にしみるけど、確かに、源泉徴収&年末調整のシステムはむちゃくちゃラクチンだし、税のことなんて全く知らずに済む。いや本当に、知らないことばかりだった、いい本だ。◇このシステムも総力戦体制の賜物。一つの目標を追いかけるのなら社会にとって効率的でいい仕組みだ。でも、知らない以上、税金は取られるものでしかないし、減税にしか喝采は上げられない。でももはや今は、広く支持を調達しなければ効果的な施策に踏み込めない環境。耐用年限過ぎた仕組みなのではないだろうか。ヨラシムベシ、では何もできんでしょ。

  • onasu さん

    「お上まかせの税制」が、今日の財政危機と格差社会を生んだ、とはそれが全てではないにせよ、忸怩たる思いを抱かざるをえない。  源泉徴収と年末調整、これで成人の8割は税務署とは無縁。納税者も役所も、手間なしと言えば聞こえはいいが、心情は取られているだけ。主権者たる国民に納税の義務とは!?  国を運営しているのは、間接的にせよ私たちなのに無関心。それをいいことに使途は不透明、徴税側ばかりに好都合。政権交替の功罪は数あれど、この辺は少しましになったとか。お任せで都合よくなんて、ありえない。肝に銘じておくべし。

  • うぉ さん

    日本の税制がいかに納税者に不利になっているか、分かりやすく解説してくれている。自分の納税額がどのように決まるのか、過剰な徴税はありうるのか、どのようにその訂正を要求するか、それを知らないというのは、端的にいってまずい状況だ。複雑怪奇な税法の状態もその理解を阻む要因になってしまっているのだろう。

  • こういち さん

    給与に占める税額の割合が僅か4.3%(平成25年度)とは意外。何故にこれだけの重税感をもたらすのか。本書は日本における税法改正過程の背景と納税の実態を見事に解説する。そして、余りにも税金に対して無知であったことを知る。もはや、上辺だけの歳出圧縮や消費税率の引き上げだけを考えている状況にはない。先ずは純粋に納税された実額で何が行われたのか、公債を発行した分で何を行ったのかを分画する必要があるのではないか。今改めて主権者たる我々が、「権利」という権益の妙味を正しく理解しなければならない。

  • ケー さん

    岩波新書の割には少し著者自身の主張(というか感情?)多めな本。とはいえ、10年前の税調査の変更など、なかなか知ることのできない内容で面白かった。こんだけ給与所得者だらけじゃ確かに税に興味を持つのは難しいよな。。。

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人物・団体紹介

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三木義一

1973年中央大学法学部卒業。1975年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。その後、日本大学、静岡大学、立命館大学を経て青山学院大学元学長、法学博士(一橋大学)、弁護士。なお、ミュンスター財政裁判所客員裁判官(1998年4月〜10月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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