上野の仔 徳間文庫

三咲光郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784198943219
ISBN 10 : 4198943214
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
456p;15

内容詳細

戦後、焼け跡で少年はただひとり生きる。家族が戻ってくると信じて……。松本清張賞受賞作家が描く「孤児文学」。

【著者紹介】
三咲光郎著 : 1959年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒。1993年「大正暮色」で堺自由都市文学賞、1998年「大正四年の狙撃手」でオール讀物新人賞、2001年『群蝶の空』で松本清張賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • さんつきくん さん

    戦争孤児の話し。主人公の民雄は東京大空襲で家を失くし、家族は行方不明になった。最初は親戚宅や学童疎開先の千葉にいたが、やがて実家があった場所に戻る。焼け野原の東京。実家跡には堅牢な造りの防空壕があって、そこで住み、行方不明の家族を待っていた。やがて終戦。他の浮浪児や愚連隊が民雄の土地を狙い、民雄を力でねじ伏せ家来にしようとするが、民雄は戦い続ける。上野の闇市の様子、地下道に溢れる浮浪児や復員兵などの描写は興味深く読めた。序盤に出てきた糸井が、終盤どう絡んでくるのかが気になって読み進めた。

  • Iwasa Akiko さん

    戦災孤児の悲しい話。親も兄弟も、戦争で逃げ惑う中離れ離れになり、死んだところをはっきり見てないから死んだとも割り切れず、子供一人で生き残ってしまったら、どうやって生きていけばいいのか…大人でさえ自分一人のことで精一杯、社会インフラも壊滅して頼れない…。大人に騙され、子供同士も騙し騙され、生き抜くためには、善悪も二の次。逞しく賢く生きていた民雄君のあまりに哀れな最後が切ない。父親は、家族を守るために防空壕を作っていて欲しかった。立場上、しょうがなかったんだろうけど。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品