美の構成学 バウハウスからフラクタルまで 中公新書

三井秀樹(1942-)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784121012968
ISBN 10 : 4121012968
フォーマット
出版社
発行年月
1996年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
18cm,186p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • nbhd さん

    世の中には「物語好き」が多いように思えるけど、一方で、まちがいなく根っからの「かたち好き」もいる、この本を読んで確信した。「物語好き」があまたの小説や批評で武装するのに対して、「かたち好き」は構成学という学問を打ち立てていて、で、この本。100年あまりの構成学の「学」としての歴史や諸分類が教科書的にまとめてある。各所に挿まれる図表や模様にオオッと反応してしまうあたり、じぶんも最近「かたち好き」のほうにだいぶ足を突っ込んでいるのは自覚してたけど「でも、それはけしてヘンなことじゃないよ」と慰められた気がした。

  • Don2 さん

    筑波大教授による一般向けの構成学入門書。構成学の端緒バウハウスの設立経緯や、構成学の基本的な取扱い対象である造形(形と色彩、テクスチャ等)や造形の秩序(パターン、ハーモニー等)を概説する。バウハウス設立の歴史的経緯は面白いし、構成学で使われる語彙も全体にカバーできるのだが、概念の整理学や歴史的経緯の解説にかなり紙面が割かれ、結局何が美しいとわかったのか、が殆どわからないので学問的面白さがイマイチ感じられなかった。本格的な構成学の本を読む前に知っておくべき文脈が概観できるのは良い。参考文献も充実している。

  • ナカ さん

    構成学という学問について、バウハウスの歴史から、今後の展望までの概要を知ることができた。構成学の根幹には、形を見て美しいと感じるときの造形の秩序の仕組みや造形要素を論理的に説明するという概念があることは理解できたが、なぜそのような造形の秩序の仕組みや構成要素が美しいと感じるのか、というところまで踏み込んで知りたかった。「黄金比を用いているから美しいのだという過信」のように、「美しいから美しい」とういう堂々巡りになり、語りえないことなのかもしれないが、認知心理学や進化心理学の視点からも考えてみたい。

  • ミルチ さん

    美しいもの、醜いものを見た時、何故美しいと感じたのか?と問われても好き嫌い以外で明確な理由を答えられる人は少ないと思う。では逆にどうしたら人は美しいと感じるのかを学問にして最初に教えたのがバウハウスだそうだ。本書は美を構成しているものは何かということをバウハウスの成り立ちから分かりやすく簡潔に解説している。バウハウスの成り立ちには興味ない人は120ページ辺りから読んで、美しくバランス良くみえる方法を学びファッションなどの日常に活かしても良いと思います。オススメです。

  • あっくん さん

    美を読み解く造形文法「構成学」…きっと「黄金比が」とか「配色が」とか、小難しい話なのだろうと思いつつ読んでみると、もちろん想像した通り小難しい内容もあったけれど、好奇心を掻き立てられる内容で興奮した。バウハウス、フラクタル、フィボナッチ数列…初めて知る言葉で、説明的には概要的だけど心惹かれました。巻末に紹介されている本も読んでみたい。気付きの書としては大満足です。感謝。

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