進化思考の世界 ヒトは森羅万象をどう体系化するか NHKブックス

三中信宏

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140911648
ISBN 10 : 4140911646
フォーマット
出版社
発行年月
2010年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,265p

内容詳細

進化思考の起源はどこにあり、現代の科学にどのような影響を与えているのか。ダーウィン以前の知的伝統から現代進化学の最先端までを通し、世界の「変化」と「由来」を包括的に体系化する進化思考の本質に迫る。

【著者紹介】
三中信宏 : 1958年、京都府生まれ。東京大学大学院農学系研究科修了。現在、独立行政法人農業環境技術研究所生態系計測研究領域上席研究員。東京大学大学院農学生命科学研究科教授(生物・環境工学専攻)および東京農業大学大学院農学研究科客員教授を兼任。専門は進化生物学・生物統計学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • bapaksejahtera さん

    本来は本書に先行する「系統樹思考の世界」「分類思考の世界」を読んだ方が多少は解り易かったのかもしれない。「計算機は手回し式から終にプログラムを組むに迄『進化』した」と述べるに近い読者には難解ではある。ダーウィンの進化論は発表後何程かの曲折を経て今日尚各方面に強い影響を保つ。それと並び系統発生論を進めた独のヘッケルの体系学を併せ、本書では博物学分類学進化学の発展を包括的に述べつつ、これら学問が他の科学でどのように扱われてきたが、今後の方向如何を述べる。後半集合論の記述に及び我が思考はburstしてしまった。

  • mittsko さん

    進化概念の構築史、もしくは「進化思考」に基づく「進化学」の史的、かつ全般的な解釈・理解。おもしろい! ダーウィン、ヘッケルの知的土壌から話をおこし、西洋やイスラームの中世社会にさかのぼり、現代の先端的な「進化学」(系統情報学、サイバー分類学、統計的系統学、科学哲学)にまで言及する。「体系化の精神」もしくは進化思考が、諸科学の壁をのりこえ、大きな広がりと深みをえていると結論づける。 ※ 著名な書き手である著者、2010年の一冊。『系統樹思考の世界』(2006)『分類思考の世界』(2009)につづく三冊目。

  • 鴨長石 さん

    体系化には分類思考と系統樹思考の2つの方法がある。あらゆる学問はこの2つの思考を駆使して体系化を成し遂げてきた。本書は生物学を軸に、分類と系統樹について具体例を多用しながら紹介する。特に系統樹についてはかなり詳細に考察されている。1つの分岐図から複数の系統樹が想定されるなどということは考えたこともなく、生物の進化について先人たちが辿ってきたアブダクションの過程を感じることができて楽しかった。

  • takao さん

    (著作)生物系統学 だBA33825867 大学 生物などの解析思考法である進化思考として、系統樹思考と分類思考を示してきた。 ダーウィン・オンライン darwin-online.org.uk ダーウィン書簡 www.darwinproject.ac.uk

  • ふのりけちょ さん

    分類、系統を巡る進化の考え方の教科書的な本。ヒトの考え方の変遷を通じ、本質的に変わらないもの、表現方法の変化などを多数の資料を例示して辿ってゆく。一度読むだけでは理解しきれない。初めて知る言葉(メトミニー、メレオロジー、進化子・・・)もたくさん。面白そうな本(「メアリー・アニングの冒険」「グールド魚類画帖」「自然を名づける」等)の紹介もたくさん。「浩瀚(こうかん)」という言葉も知らなかった。

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