鹿男あをによし 幻冬舎文庫

万城目学

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344414662
ISBN 10 : 4344414667
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
追加情報
:
16cm,454p

商品説明

神経衰弱と断じられ、大学の研究室を追われた28歳の「おれ」は、失意のままに教授の勧めに従って奈良の女子校に赴任する。慣れない土地柄、生意気な女子高生、得体の知れない同僚、さらに鹿・・・・・。そう、鹿がとんでもないことをしてくれたおかげで「おれ」の奈良ライフは気も狂わんばかりに波瀾に満ちた日々になってしまった!「鴨川ホルモー」で衝撃デビューの超新星が放つ、渾身の書き下ろし長編小説。

内容詳細

大学の研究室を追われた二十八歳の「おれ」。失意の彼は教授の勧めに従って奈良の女子高に赴任する。ほんの気休めのはずだった。英気を養って研究室に戻るはずだった。渋みをきかせた中年男の声が鹿が話しかけてくるまでは。「さあ、神無月だ―出番だよ、先生」。彼に下された謎の指令とは?古都を舞台に展開する前代未聞の救国ストーリー。

【著者紹介】
万城目学 : 1976年生まれ。大阪府出身。京都大学法学部卒業。2006年、第四回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。『鹿男あをによし』は第一三七回直木賞候補、『プリンセス・トヨトミ』は第一四一回直木賞候補に。いま最も活躍が期待される若手作家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ehirano1 さん

    万城目ワールドを堪能しました。彼の世界観は『優しい』に尽きますので、読中後感はとても良いです。また、プリンセス・トヨトミの時もそうでしたが、この方の本を読んでいると、ホントにありそうな気がしてくるのが不思議です。

  • 青葉麒麟 さん

    雌鹿なのに、声が渋い中年男性に先ず吹いた。ちょいちょいニヤリする文章が出て来て独特な作風の作家さんなんだなって感じた。奈良は修学旅行でしか行った事がないので、近所に有名な神社やお寺があるのはとても羨ましい。ポッキーで悶絶する鹿って!!解説が児玉清ってのは贅沢。

  • ちょこまーぶる さん

    めっちゃ面白い一冊でした。作者の方の素晴らしい発想に感謝したいぐらいです。それから、読み進めながらページを捲ることが楽しくてしょうがない状態でしたね。邪馬台国の卑弥呼の謎を題材にしている辺りも歴史好きの人でなくとも、何かしら興味を抱いている人が多いので惹きつけられるんでしょうね。そして、実際に歴史の都では、「目」を巡っての攻防が一定期間ごとに行われているのだろうという妄想さえも現実的に思わせる力のある小説でした。で、ラストの鹿男から脱するために教え子の堀田の行為の場面はツボでしたね。奈良に行きたい気分だ。

  • 射手座の天使あきちゃん さん

    「あをによし 奈良の都は 咲く花の・・・」 伽藍と緑あふれる古都奈良、でもいくらなんでも「マイシカ」は無いっしょ!ってツッコミたくなりますぅ(笑) ちょー奇天烈話にひた向きに取り組む主人公とイトちゃんの「かたくなさ」が好きでーす♪。 肩の力を抜いてお読みくださいませ V(^_^)

  • kariya さん

    人生に行き詰まり、心機一転を狙うのはよくある話。でも新天地で鹿に話しかけられる、ことはそうはない。大学の研究室で居場所をなくし、「おれ」は奈良の女子高に短期の約束で赴任する。最初から怪しかった雲行きは、渋いおっさん声で喋る鹿の出現で、破滅的な悲喜劇に。しかし使命を果たさなければ、日本を未曾有の危機が襲うらしい。癖のあり過ぎる神獣やツンデレ女子高生、神器を巡る学校対抗の剣道大会やらに振り回されつつ、賑やかに駆ける古都には爽快な風が吹く。たとえ喋る鹿に巡り合わなくとも、一読すれば世界が今より愉快に見える。

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万城目学

1976年、大阪府生まれ。2006年、ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。2024年『八月の御所グラウンド』で直木賞を受賞

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