ヴィーチェスラフ・ネズヴァル

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少女ヴァレリエと不思議な一週間

ヴィーチェスラフ・ネズヴァル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784892193873
ISBN 10 : 4892193879
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
252p;20

内容詳細

チェコ・シュルレアリスムの巨匠が描く、ゴシック小説!鞭打ち、不老長寿、魔術、吸血鬼、異端審問、双子のロマンス…果たして少女はイタチ顔の長官、老婆、神父に打ちかつことができるのか?17歳の少女、欲望×背徳の一週間。

【著者紹介】
ヴィーチェスラフ・ネズヴァル : 20世紀前半のチェコ文学を代表する詩人。1900年、南モラヴィアの町ビスコウプキに生まれる。1920年代にアヴァンギャルド芸術家のグループ、デヴィエトシルに参加し、ポエティズムと呼ばれるチェコ独自の芸術運動を推し進める。その後フランスのシュルレアリストたちと親交を深め、1930年代にチェコスロヴァキアのシュルレアリスム・グループを創立。晩年は社会主義リアリズムに傾倒することもあったが、とりわけアヴァンギャルドの領域において成し遂げた文学的・芸術的偉業には比類のないものがある

赤塚若樹 : 1964年、東京都生まれ。現代アート、とりわけ文学、映画・映像、音楽に関心がある。首都大学東京大学院人文科学研究科教授

黒坂圭太 : 1956年、東京都生まれ。長編アニメーション映画や、MVなど、様々な表現手法のアニメ作品を創作。即興ドローイングのライブ活動も行なう。武蔵野美術大学映像学科教授、金沢美術工芸大学油画専攻非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    奇妙な会話を聞いたことをきっかけに、常ならぬ冒険に巻き込まれていく少女。出没するネズミ顔の長官や豹変した祖母…。ヴァレリエの一週間の出来事を綴ったものなのだけど、脈絡というか起きた出来事の断片がつなぎ合わされているというか、ストーリーの繋がりを探すのが難しい。ただ裏返せば我々がたまに見る、悪夢の中を彷徨う感覚を味わう事が出来るよう。陰鬱なゴシックっぽいイメージがそれに輪をかける。後書で著者がシュルレアリスムの人というのを読んで、それも納得できたかな。読むというよりイメージを楽しむ本のような気がした。

  • あたびー さん

    #日本怪奇幻想読者クラブ 祖母と暮らすヴァレリエが夜中に二人の男を見た時から、彼女の世界は見知らぬもののように変わってしまう。二人の男の内一人はイタチ顔。もう一人は若くてその養い子オルリーク。イタチ男は誰なのか?オルリークは?ヴァレリエを穢そうと狙う神父。変貌する祖母。初夜の晩に老いてしまった友人。どれが本当でどれがそうでないのか混乱させられる。どうも東欧のシュールレアリズム文学には苦戦させられることが多い。黒坂圭太氏の挿絵がまた滅法界に怖い。

  • みや さん

    不思議の国のアリス並の、テンポは良いがナンセンスな会話。考えるな、感じろ。 というやつでしょうか

  • きゅー さん

    てっきり少年向けのYA小説かと思ったのだけど、実際にはさにあらず。かなり淫靡で退廃的な物語。このタイトルと、この表紙で、この内容だなんて。誤って手にした少年少女が頬を赤らめてうつむいてしまうのではと心配してしまう。長官と呼ばれる妖怪と少女ヴァレリエの対決に加えて、彼女を襲おうとする聖職者も現れ、彼女の貞操やいかに。童話のようなお話でありながら常に読み手の裏をかき、より昏い方へと突き進む。ダークファンタジーとして味わい深かった。

  • 橘 さん

    チェコのゴシック小説。不条理でした。モチーフが好み。満天の星なのになぜランプを持って中庭に出たの…?から始まるあれこれ、堪能しました。登場人物が全員どうかしている人たち(イタチは人じゃないかも…)なので、会話してるはずなのに各々好き勝手なこと言ってたり、主人公は「どうしてそっちに!?」みたいな方を選んでしまう。主人公、お兄さん振り回し過ぎだ。それと、聖職者ってやっぱり……という思いを強くしました。えっこちらが原作の映画があるのか!「闇のバイブル 聖少女の詩」、物凄いタイトルだけれど気になります。

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ヴィーチェスラフ・ネズヴァル

1900‐1958。20世紀前半のチェコ文学を代表する詩人。1900年、南モラヴィアのブルノ近郊の町ビスコウプキに生まれる。1920年代にアヴァンギャルド芸術家のグループ、デヴィエトシルに参加し、ポエティズムと呼ばれるチェコ独自の芸術運動を推し進める。その後フランスのシュルレアリストたちとの親交を深

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