ヴィクトル・ユゴー

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ライン河幻想紀行

ヴィクトル・ユゴー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003253199
ISBN 10 : 4003253191
フォーマット
出版社
発行年月
1993年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
283p;15

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読書メーターレビュー

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  • misui さん

    「少しでも徒歩で旅をすることができるとき、つまり旅を散歩に変えることができるときには、わたしはいつも欠かさず、この趣味を出してしまうのだ。(…)<芸術の女神は歩く>のである。」 ライン周遊の途上で書き継がれた旅行記からの抄録。伝説の生きる土地を実見し夢想の中に入り込むユゴーの筆は滋味深く、ドイツの土俗が香り立つ。キリスト教はもちろんのこと、騎士や悪魔といった存在が象徴する暗さがいかにもドイツ的で良い。付録的な創作物語もデモニッシュで楽しいし、やけに巧いユゴーの画も雰囲気満点だった。

  • ラウリスタ〜 さん

    前半はライン河にそっての観光記事的なもの。後半は打って変わって伝承を伝えるふうをした物語創作。前半は正直退屈、ドイツの古城地域の美しさとか、その地に伝わる地名に関わる伝承とか書いてあるけどね、だからなにって感じ。でも後半の物語は妙に面白い。『美男ペコパンと美女ボールドゥール』ってふざけてんのかって題だが、地味に面白い。幸福は近くに潜む的な陳腐な昔話のスタイルをとってはいるが、無視できない。そもそも、ライン川紀行はものすごく長い本で、この短い文庫は面白そうな章を少しだけ訳出したってとこ。

  • NY さん

    30年ぶりに再読。ライン河畔の古城で若い女性に出会うシーンがぼんやりと印象に残っていたが、改めて読むとさほどロマンチックでもなかった。紀行文としてはやや魅力に欠ける一方で、後半に収録された騎士ペコパンの物語が圧倒的に印象深い。ラインの旅から得たイメージは全てこの物語に昇華されているようだ。狩りに出たペコパンはオリエントからアフリカ、北極まで、百年の悪夢に巻き込まれた挙句、城に戻ると許嫁は醜い老婆に。自分にかけられた不老の呪いも一気に解ける。西洋版浦島太郎。ユゴーの強烈な空想力が読者を幻想の世界に誘い込む。

  • あくび虫 さん

    ユゴーというとレミゼの印象で(読んだことはないのですが)、私の中では沈鬱さと一対です。ですが、この本を一読すればぐっと親しみやすくなります。むしろ、ちょっと拍子抜け。もっと感嘆するような美文を想像していただけに、わりと普通だな、と失礼なことを思ってしまいます。――紀行文とはありますが、注目すべきは「幻想」の一語であり、主軸は地方の伝説です。ユゴーによる挿絵が、雰囲気を余すところなく伝えていて、読者も幻想に酔うことができます。抜粋ということですが、言われなくてもわかるくらい消化不良。もう少し読みたいです。

  • ゆかっぴ さん

    いつもの道でも歩いてみると意外な発見があったりして面白いけれど、ユゴーが歩いたライン河の紀行文は自然やお城、そこにまつわる歴史や物語など大変面白く読めました。今のライン河の風景はどんなでしょう。

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ヴィクトル・ユゴー

1802〜1885。フランス・ロマン派を代表する作家・詩人。デビュー作『オードと雑詠集』が評価され、その後『エルナニ』で名声を得る。政治に関心を持ち七月王政時代から議員活動を行うが、ナポレオン3世のクーデターに反発し、亡命。60歳の時に大作『レ・ミゼラブル』を完成させる。最期は民主主義の英雄として国

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