ヴァスクス独特の息の長い世界
1946年ラトビア生まれの作曲家、ペトリス・ヴァスクス。初期はバルトークやショスタコーヴィチ、そして「新ポーランド楽派」の影響を受けましたが、1990年代以降はエストニアのミニマリズムにインスピレーションを受けています。
2007/08年に書かれた交響曲は、フィンランドの空気感が濃厚な、そして神が作りたもうたこの美しい土地への愛、闇と光の終わりなき闘いなどを描いた40分にわたる息の長い作品。フルート協奏曲は、荒々しい中間楽章を
静かで美しい楽章が挟むシンメトリックな構造。管楽器が奏でるコラール、息の長いパッセージが、瞑想や慰めの空気を作り上げています。(輸入元情報)
【収録情報】
ヴァスクス:
● 協奏曲〜フルートとオーケストラのための (2007/08、rev. 2011)
● 交響曲第3番 (2004/05)
ディタ・クレンベルガ(フルート)
リエパーヤ交響楽団
アトヴァルス・ラクスティガラ(指揮)
録音時期:2016年
録音方式:ステレオ(デジタル)