ヴァスクスの交響曲第2番ほか、
ラトヴィアのオーケストラによるラトヴィア管弦楽作品集
リエパーヤはラトヴィア西部、印象的な海岸線を持つバルト海のほとり、クールラント地区に位置し、鳥の鳴き声、素晴らしいオーロラがあらわれる地域です。リエパーヤ交響楽団は1881年にバルト諸国最初のオーケストラとして創立されました。それ以来、ラトヴィアの国立図書館開館イベントや、権威ある文化的なイベントで演奏するなど、地域の一流オーケストラの一つとしての評判を固めており、国を代表して忙しい国際ツアー・スケジュールをこなしています。
この「クールラント・サウンド」では、ラトヴィアの優れた現代作曲家たちの作品を取り上げています。アルヴォ・ペルトの作風とよく引き合いに出されるペトリス・ヴァスクス[1946-]の交響曲第2番は、BBCとボーンマス交響楽団のために作曲され、BBCプロムスで初演された作品。ヴィルニス・シュミドベルグス[1944-]はラトビアの劇的な変化を遂げた近代史を反映する音楽作品を描き、エリクス・エッシェンヴァルドス[1977-]は現在ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのコンポーザー・イン・レジデンスを務め、彼はまた同地の天文観測所で見聞した星空の美を音楽に投影しています。日本語解説付き。(TOBU)
【収録情報】
1. シュミドベルグス:メリーゴーランド [11:51]
2. エッシェンヴァルドス:リエパーヤ協奏曲第4番『北極の光景:夜』〜クラリネット、オーケストラ、エレクトロニクスのための
第1部 [6:00]/第2部 [7:46]/第3部 [10:15]
3. ヴァスクス:交響曲第2番 [38:13]
イントス・ダールデリス(クラリネット:2)
リエパーヤ交響楽団
アトヴァルス・ラクスティガラ(指揮)
録音時期:2013年1月29日〜2月1日(1,3)、2012年10月15-18日(2)
録音場所:リエパーヤ・ラトヴィア・ソサエティ・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)