CD 輸入盤

レオニード・コーガン・ボックス(16CD)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CDVE00510
組み枚数
:
16
レーベル
:
:
Russia
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

レオニード・コーガン・ボックス(16CD)
ソビエト・レコーディングス


往年の名ヴァイオリニスト、レオニード・コーガン[1924-1982]のソ連録音を集めたボックスセット。現在の鑑賞に堪えうる音質の良いものを選んだとの事ですが、音源はマスター・テープ、オリジナルLP、放送用音源など多岐に及び非常に古いものも含まれています。
 コーガンは、オイストラフ[1908-1974]と並び称されるほどの大変な力量の持ち主。その技巧の切れ味はオイストラフをも凌ぐほどで、鋭角的な表現のテンションの高さは比類がありません。また、一方でその美しい音色をうまく生かした繊細で叙情的な表現にも優れており、クールなアプローチを厳格に守り抜くスタンスにはある種の凄味すら漂っていました。
 コーガンのレパートリーは、バロックから現代に及ぶ広範囲なものでしたが、その研ぎ澄まされた音色と、独特の緊張感を孕んだスタイルはどの作品でも一貫しており、作品のフォルムを浮き立たせる表現力には見事なものがありました。
 今回のセットに含まれる数々の作品にもそうしたスタイルが反映されており、その内容は大いに注目されるところです。
 特にギレリスとのベートーヴェンは、コーガンの数ある演奏の中でも最も素晴らしいもののひとつとして知られる名演で、その気迫の凄さに圧倒されます。
 一方、ブラームスでは作品に求められる濃やかな表情を繊細に表しており、コーガンの抒情表現の美しさを実感させてくれます。
 バッハは収録時期が古いため、音の条件があまり良くありませんが、それでも若き日のコーガンによる力強いシャコンヌとパルティータ第1番の演奏の魅力は十分に伝わってきます。装丁は紙製ボックスとなります。(HMV)

【収録情報】
Disc1 協奏曲 ベルク、ラロ
・ベルク:ヴァイオリン協奏曲
 ソビエトRTV大交響楽団
 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
 録音:1966年10月3日(ライヴ)

・ラロ:スペイン交響曲 二短調 op.21
 ソビエト国立交響楽団
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音:1959年10月29日、モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

Disc2 協奏曲 モーツァルト
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 KV.216
 ソビエト国立交響楽団
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音:1959年9月24日、モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 KV.219
 ソビエト国立交響楽団
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音:1959年(ライヴ)

Disc3 協奏曲 ブラームス、メンデルスゾーン
・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.77
 ソビエト国立交響楽団
 カール・エリアスベルグ(指揮)
 録音:1953年(ライヴ)

・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 op.64
 ソビエト国立交響楽団
 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
 録音:1960年4月29日、モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

Disc4 協奏曲 チャイコフスキー、ベートーヴェン
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.35
 ソビエト国立交響楽団
 ワシリー・ネボルシン(指揮)
 1950年スタジオ録音

・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61
 モスクワ・フィル
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音:1962年(ライヴ)

Disc5 協奏曲 ハチャトゥリヤン、ショスタコーヴィチ
・ハチャトゥリヤン:演奏会用狂詩曲
 モスクワ・フィル
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音:1962年(ライヴ)

・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番ロ短調 op.77
 モスクワ・フィル
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音:1960年10月3日、モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

Disc6 協奏曲 ヴァインベルグ、カラーエフ
・モイセイ・ヴァインベルグ:ヴァイオリン協奏曲
 ソビエト国立交響楽団
 ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
 録音:1961年、モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

・ガライェフ:ヴァイオリン協奏曲
 ソビエト国立交響楽団
 エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
 録音:1968年4月28日(ライヴ)

Disc7 協奏曲 パガニーニ 及び管弦楽との小品集
・パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 op.6
 ソビエト全同盟ラジオ大管弦楽団
 ワシリー・ネボルシン(指揮)
 録音:1950年代(セッション)

・サラサーテ:カルメン幻想曲 op.25
 ソビエト全同盟ラジオ大管弦楽団
 ワシリー・ネボルシン(指揮)
 録音:1950年代(セッション)

・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン op.20
 ソビエト全同盟ラジオ大管弦楽団
 アレクサンドル・オルロフ(指揮)
 録音:1945年(セッション)

Disc8 管弦楽との小品集
・ラヴェル:ツィガーヌ
 ソビエト国立交響楽団
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音:1947年

・ワックスマン:カルメン幻想曲
 モスクワ放送交響楽団
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音:1956年

・サン=サーンス:ハバネラ op.83
 ソビエト国立交響楽団
 キリル・コンドラシン(指揮)
 録音:1956年(セッション)

・クライスラー:ウィーン奇想曲 o

ユーザーレビュー

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 まだ全部は聴いていませんが、目の前で聴...

投稿日:2013/06/16 (日)

 まだ全部は聴いていませんが、目の前で聴いたコーガンの音を思い出させます。中低域のぞくぞくするニュアンス、高音の色気、アンコールピースが面白いです。オイストラフのようなたっぷりした音ではありませんが、聴いていて興味がつきません。録音も年代を考えれば悪くありません。

おっさん さん | 神奈川県 | 不明

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メロディアでお馴染みの録音も入っているが...

投稿日:2013/03/15 (金)

メロディアでお馴染みの録音も入っているが、例えばブリリアント・レコードから以前発売されたコーガン名演集でベートーベンのヴァイオリン・ソナタが入っていたが、このヴェネチィア・レコードではそれとは別の録音だったりとまだまだソヴィエト時代の貴重なライブ録音が残っているようだ。 ギレリスのピアノでコーガンが弾く「クロイツェル・ソナタ」が素晴らしい。 同じくベートーベンのヴァイオリン・ソナタ第10番も聴いていて実に気持ちのいい演奏だ。(ピアノはニーナ・コーガン) ベルクの協奏曲をロジェストヴェンスキイの指揮で録音(ライブ)しているのも貴重だ。 ブラームスの協奏曲(ライブ)が名演だと思うが音が良くない。ただ録音がクリアだと逆に指揮者が唸り声を所々であげているので気になって仕方がないかもしれない。 ブラームスのヴァイオリン・ソナタも全曲入っている。 個人的に気に入ったのはヴァインベルクとカラーエフだ。 ヴァインベルクの協奏曲はコンドラシンのBOXセットにもコーガンのヴァイオリンで入っているがこのセットではロジェストヴェンスキイの指揮、ソビエト国立交響楽団の演奏だ。 バッハのパルティータ第1番。そして同じく第2番は名演だ。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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