CD 輸入盤

『ワルキューレ』全曲 メードル、ホッター、ヴィナイ、グラインドル、カイルベルト&バイロイト(1955 ステレオ)(4CD)

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SBT41432
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

カイルベルト&バイロイト『ニーベルングの指環』第2チクルス第2弾
『ワルキューレ』


2006年、クラシック・レコード界を震撼させた衝撃の録音、カイルベルトの『指環』に続編が!
 史上初の『リング』ステレオ録音が録音から50年の年月を経て2006年に発売されるやいなや、世界の媒体で驚愕と共に紹介され、『ジークフリート』はグラモフォン・アワード(Historic Archive部門)を受賞、日本では『神々のたそがれ』がレコード・アカデミー賞(オペラ部門&銅賞)を受賞するなど、各国で権威ある賞を総なめにしたカイルベルトのバイロイト・リング録音。 当時まだ40代だったヴィントガッセン、ホッター、30代のヴァルナイ等の往年の名歌手の全盛時代の歌唱を堪能できるだけでなく、ワーグナー指揮者として一世を風靡したカイルベルトの引き締まった指揮ぶりも大きな魅力です。そして、何より、そのパフォーマンスをクリアに、ダイナミックに、まるで最新録音であるかのような錯覚に陥るほどの優秀な録音で記録したことが何よりの驚きでした。
 このバイロイト録音の続編として第2キャストによる録音が残されており、2009年3月にリリースした『神々のたそがれ』に引き続き、今回『ワルキューレ』の第2キャストによる発売が実現します。マルタ・メードルによるブリュンヒルデ、ヴァルナイによるジークリンデをどうぞお聴きのがしなく!
 第2キャストによる『指環』リリースはこの2作のみで終了となります。

同じ年にバイロイトで上演された『タンホイザー』の抜粋がカップリングされ、フィッシャー=ティースカウとヴィントガッセンの朗々たる歌唱が聴かれることも魅力のひとつです。

【解説書より抜粋】
2006/07年Testamentは、ヨーゼフ・カイルベルトの指揮、そして音楽祭の共同主宰者でもある革新的演出家ヴィーラント・ワーグナーの演出による《指環》の1955年バイロイト公演第1サイクルの、Deccaによる伝説的ステレオ録音を初めてリリースした(SBT14 1412, 14枚組)。ピーター・アンドリーに率いられたDeccaのエンジニア達は、万が一に備えるため、そして芸術的興味からも、第2サイクルを録音していた。その録音の中から、今回初めて発売される《ヴァルキューレ》が発掘されたのだ。この録音により、新バイロイト様式のキャスティングの奥深さを知ることができる機会が提供された。これらの公演では、マルタ・メードルがブリュンヒルデを演じた(彼女とアストリッド・ヴァルナイが、1953年から1956年にかけての音楽祭でこの役を交互に演じた)。そして、ヴァルナイがグレ・ブロウェンスティーンからジークリンデを引き継いだ。こうしてヴァルナイは、1941年にメトロポリタン歌劇場でプロの歌手としてデビューした時に歌った役へと再び戻ってきたのである。・・・中略・・・マルタ・メードルが、東ベルリンで初めてクンドリ役を歌った時も、バイロイトでブリュンヒルデ役を歌った公演のすべてを指揮したのも、ヨーゼフ・カイルベルトであった。彼女は1994年のインタビューに答えて、「彼は、その世代の中でも重要な指揮者の一人です」と語っている。
「彼は叩き上げから舞台を掌握する術を学んできました。しかし、そのことを通じて彼が得てきた尊敬は、言ってみればカラヤンとは違って、必ずしも正当な評価を反映したものではありません。彼には自分を売り込む才能はまったくありませんでしたし、自分でもそれを望んでいませんでした。カイルベルトは謙虚過ぎたのです。しかし彼は、オペラを上演することのあらゆる側面において、時には他の誰よりも遙かに有能であったのです。音楽の流れの中で、どこで息を吸うのか、歌手には何ができて何ができないのか、歌手が必要としていることを的確に把握していました。現在ではそうしたことを知らない指揮者が沢山います。カイルベルトがリハーサルに多くの時間を割く指揮者だったとは思いません。彼は自分と仕事をする歌手達のことのすべてを完璧に知っていただけのことです。」(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
・ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』全曲
 マルタ・メードル(S)・・・・・ブリュンヒルデ
 アストリッド・ヴァルナイ(S)・・・・・ジークリンデ
 ハンス・ホッター(Br)・・・・ヴォータン
 ラモン・ヴィナイ(T)・・・ジークムント
 ヨーゼフ・グラインドル(Bs)・・・・フンディング
 ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(A)・・・・フリッカ、他
 バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
 ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)

 録音時期:1955年8月11日
 録音場所:バイロイト祝祭劇場
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

・ワーグナー:歌劇『タンホイザー』抜粋
 序曲
 ヴェヌスベルクの音楽(バッカナール)
 死の予感のごとく夕闇が地をおおい〜ああ、わがやさしさの夕星よ(夕星の歌)
 私は竪琴の音を聞いたが、何と悲しい響きであろう
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)・・・・ヴォルフラム
 ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)・・・・・タンホイザー
 バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
 ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)

 録音時期:1955年7月31日、8月2日
 録音場所:バイロイト祝祭劇場
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

ユーザーレビュー

総合評価

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第一チクルスより指揮、オケ、ホッターの出...

投稿日:2014/10/28 (火)

第一チクルスより指揮、オケ、ホッターの出来が明らかにいいのでこちらのワルキューレは十分推薦できる。録音も第一チクルスでものすごく気になった耳がいたくなる非音楽的な金管の強奏が多少ましになっている。 カイルベルトの演奏は高揚感があって所々オケをあおるのが実にうまい。劇的な場面でテンポを詰めるのが大変かっこいい。F=ディースカウがこの指揮者をフルトヴェングラーに近いと高評価していたのがわかる第二チクルスのワルキューレと神々の黄昏はショルティ盤と比べてもそん色ない演奏だと思う。

ym さん | 東京都 | 不明

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えっ、ワルキューレで終わり?メードル版の...

投稿日:2009/12/23 (水)

えっ、ワルキューレで終わり?メードル版のジークフリートは出ないの? そんなあああああああ.......

たか さん | 東京都 | 不明

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やばい…鳥肌が…。ワーグナーともなれば解...

投稿日:2009/12/19 (土)

やばい…鳥肌が…。ワーグナーともなれば解釈も様々で好みも分かれるでしょうけど、自分にとっては最高でした。ヴァルナイのジークリンデは堂々の貫禄。特に二幕の演技力は五感に訴えてくるものがあり素晴らしかった!メードルは中音域の艶が素敵です。それでいて娘としての瑞々しさも…。指揮は、気持が高まればテンポを運び、怒り狂えば金管をたっぷり鳴らすなど、ストレートな感じが第一印象です。とても人間チック(笑)でも人間が書いた人間臭い楽劇なんだから問題ないのでは?むしろ自分には楽しい。ベームは軽すぎ、クナは重すぎ、と思う方にお薦めかも。カイルベルトのステレオリングはこれが初めて(懐が寒いので)ですが、録音状態は素晴らしいのでは?もちろんたまに不安定になりますし、金管のキンキンはバイロイト史上最強かもですが、ここまでの名演なら音質がどうこう言うよりも、全盛期の歌手たち(特に主役女性二人)の迫真の歌唱と演技を、ありのまま、鮮明に残してくれたことに感謝したいです。今、第一チクルスの神々を注文中で、これも楽しみです♪

オペラが婚約者な男 さん | 東京都 | 不明

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