DVD 輸入盤

『ローエングリン』全曲 P・コンヴィチュニー演出、ヴァイグレ&リセウ劇場交響楽団、トレレーヴェン

ワーグナー(1813-1883)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2056008
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
ライブ盤,輸入盤

商品説明

P.コンヴィチュニー演出/『ローエングリン』(DVD)

舞台を小学校にしてしまい、センセーショナルな話題となったペーター・コンヴィチュニーの強烈な演出を見ることができる大注目の『ローエングリン』。
 指揮は現リセウ音楽監督である1961年ベルリン生まれのドイツ人指揮者、セバスティアン・ヴァイグレが担当。ヴァイグレは2007年に新演出の『マイスタージンガー』でバイロイトにデビューすることが決まっており、また、2008年秋からはフランクフルト歌劇場の音楽総監督に就任することも決定している現在注目の実力派です。
 オペラ指揮者、コンサート指揮者として活躍するヴァイグレですが、実はホルンの名手でもあり、多忙な指揮活動の合間を縫ってリサイタルやコンチェルトの演奏もおこなっていました。

・ワーグナー:歌劇『ローエングリン』全曲
 ジョン・トレレーヴェン
 ラインホルト・ハーゲン
 ハンス=ヨアヒム・ケテルセン
 エミリー・マッジ
 ルアナ・デヴォル
 ロベルト・ボルク、他
 バルセロナ・リセウ劇場交響楽団&合唱団
 セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
 演出:ペーター・コンヴィチュニー
 装置、衣裳:ヘルムート・ブラーデ
 収録:2006年7月19日、バルセロナ、リセウ大劇場(ライヴ)
 収録時間:223分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCM Stereo/Dolby Digital 5.1/DTS 5.1
 字幕:英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、カタルーニャ語
 NTSC
 Region 0

ユーザーレビュー

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投稿日:2018/07/26 (木)

「ローエングリン」の世界を現代のギムナジウムの世界に置き換えた演出。見る前はどんなデタラメな演出なのか?と怖い物見たさだったが、意外や意外、とても面白かった。というより非常に素晴らしかった。近年のオペラ演出の中でも極めつけの傑作だろう。ブラバンド公国のお家騒動を小学校の世界に卑小化することで、今まで壮大でロマンチックなお話だと思っていたこのオペラの本質がえぐり出されている。一番感心したのはローエングリン一人だけがトレンチコートを着た大人に設定されている事。少女をものにしようとするロリコンの変質者そのもの。このキャラクターの胡散臭さを実に見事に表現している。 ローエングリンって本人はモンサルヴァート城から来た聖なる騎士だ、と自慢してるけどそれを証明するものは何もない。客観的に見たら彼はいかがわしいよそ者に過ぎない。 実際、最終的にローエングリンのせいでテルラムントも殺されてエルザも死に皆不幸になる。オペラの最後も「ああ!」という民衆の悲嘆で終わる。 正義漢ぶってるけど本当はブラバントを不幸にする為にやって来た悪党なのかもしれない。 そういう、おそらくは作者のワーグナーすら微塵も思って無かっただろう新たな視点を提供してくれる点で、コンヴィチュニーは天才的な演出家だと思う。 この「ローエングリン」の演出だけ見ても、彼は単なる思いつきのデタラメや偶像破壊のパロディをやってるわけではない。彼は非常に真摯な人ではないか。 ただし視覚的は非常に面白いが、音楽的にはあまりハイレベルとはいえないのが残念。 オケは頼りない音しか出してないし、スペインの劇場のせいか音が明るい。 歌手も女声ふたりはまあまあだが、主役のトレレーヴェンが不安定だし声にも魅力がない。加えて間の抜けたような農夫顔で演技がからっきし棒。 この舞台、元はハンブルク歌劇場のプロダクションだったはずで、そちらで映像収録していれば音楽的に数段レベルが高かっただろうにな、と思うと残念。 まあこの有名な舞台がこうしてDVD化されただけ感謝すべきか。

風とライオン さん | ZIMBABWE | 不明

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投稿日:2010/01/13 (水)

学級崩壊や陰湿ないじめなど、現代の学校の抱える問題が垣間見られる演出に拍手。

鶴田の坊主 さん | 青森県 | 不明

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投稿日:2008/07/27 (日)

紙ヒコーキの舞う小学校の教室を舞台に、いじめられっ子エルザを救出すべくトレンチコート姿のローエングリンがやってくる。ルートヴィヒ2世からヒトラーまで「白鳥の騎士」に魅せられた人々は多いが、もともと愛国主義的なアブナいオペラだけに、このパロディは強烈だ。堂に入った悪女ぶりのデヴォール(オルトルート)も、この衣装ではむしろ愛嬌さえ感じられる。それにも増して瞠目すべきなのはマギー(エルザ)の演技のうまいこと。例によって後半は結構シリアスで、エルザがベッドインを前に躊躇するのも、この年齢では当然と思われるから面白い。

村井 翔 さん | 名古屋 | 不明

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