ロレッタ・ナポリオーニ

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イスラム国 テロリストが国家をつくる時

ロレッタ・ナポリオーニ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163902111
ISBN 10 : 4163902112
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;20

内容詳細

対テロファイナンス専門のエコノミストが放つまったく新しい角度からの「イスラム国」―。多頭型代理戦争の間隙をつき、領土をとり、いち早く経済的自立を達成した「イスラム国」は、テロリストがつくる史上初めての国家となるのか?

目次 : 中東の地図を塗り替える/ 序章 「決算報告書」を持つテロ組織/ 第1章 誰が「イスラム国」を始めたのか?/ 第2章 中東バトルロワイヤル/ 第3章 イスラエル建国と何が違うのか?/ 第4章 スーパーテロリストの捏造/ 第5章 建国というジハード/ 第6章 もともとは近代化をめざす思想だった/ 第7章 モンゴルに侵略された歴史を利用する/ 第8章 国家たらんとする意志/ 終章 「アラブの春」の失敗と「イスラム国」の成功

【著者紹介】
ロレッタ・ナポリオーニ : 1955年ローマ生まれ。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学で国際関係と経済学の修士号、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで哲学修士号を取得。ハンガリー国営銀行に就職、通貨フォリントの兌換通貨化を達成、そのスキームは、後にルーブルの兌換通貨化にも使われる。北欧諸国政府の対テロリズムのコンサルタントを務め、各国の元首脳が理事をつとめる民主主義のための国際組織「Club de Madrid」の対テロファイナンス会議の議長も務める

池上彰 : 1950年長野県生まれ。ジャーナリスト。慶應義塾大学卒業後、NHK入局。記者やキャスターを歴任し2005年に退職。2012年より東京工業大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mitei さん

    イスラム国の実態がよくわかる1冊。そもそもイスラム教自体が国民国家を想定していない視点が欧米には理解しにくいんだろうなと思った。しかしイスラム国の組織体制はすごいなと思った。

  • どんぐり さん

    「イスラム国」を知るのに最適な入門書。アブ・バクル・バグダディを指導者とする「イスラム国」は、軍事行動力、メディア操作、制圧地域内で生活改善プログラムを組織化しスンニ派のイスラム国家を興そうとしている。イラクやシリアの制圧地域では布教・改宗活動を通じて宗教的浄化を行い、住民は過激なサラフィー主義に改宗するか、でなければ処刑される。中東の紛争地は戦争で破壊されたまま社会経済インフラは修復されず、物資は常に不足し失業率は高止まり、そこに武装集団として「イスラム国」が台頭してきた。世界はどこに向かうのか。

  • starbro さん

    最近、イスラム国に関する報道が下火になっているような気がしますが、ようやく読めました。イスラム国はアルカイダのようなテロ組織ではなく、国家に近い存在だということが良く理解出来ました。欧米各国、特にアメリカ(イスラエル)は自らの中東戦略がイスラム国のような存在を産み出している事を反省してもらいたいと思います。

  • R さん

    イスラム国の成り立ちと詳細、実態を説明しながら、従来のテロ組織との違い、本質を丁寧に記した本でした、凄いわかりやすいし、面白かった、ためになった。書かれていることが本当かは、自ら確かめるしかないものの、従来の暴力組織とは一線を画した、国家建設に向けたひたむきとも呼べる自治、手法が人々に夢を抱かせる説得力を持つに十分だと感じました。大地を切り取り国となす、悪政を駆逐する姿が危険だと思うものの、支持に傾く気持ちもわかるような危うさを感じられました。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    腐敗、堕落を防ぎ、戦闘員の規律を保つために自立を図った(78頁)。イスラム国の拡散手段はSNS、数字(92頁〜)。イスラム国 を支持する人々は、カリフ制国家が腐敗とは無縁の高貴な国になることに望みを託している(118頁)。高貴になりさえすれば、 無実の人が犠牲になってもよい筈はない。グローバリゼーションと貧困拡大という最悪の組み合わせは、地域不安定化を招くと ともに、宗教や政治絡みの部族間・宗派間の武力闘争を激化させた(161頁)。

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ロレッタ・ナポリオーニ

1955年ローマ生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学で国際関係と経済学の修士号、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで哲学修士号を取得。ハンガリー国営銀行勤務を経て、マネーロンダリングとテロ組織のファイナンスに関する研究の第一人者。史上初めてテロリストが国家建設に成功するかもしれないと分析した『イスラ

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