レフポントリャーギン

人物・団体ページへ

やさしい微積分 ちくま学芸文庫

レフポントリャーギン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480091499
ISBN 10 : 4480091491
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
追加情報
:
15cm,182p

内容詳細

「本は入念に書けば書くほど薄くなり、それだけ書くための労力が大きくなる。おおざっぱに言って、著者が綿密さを2倍にすれば、本の厚さは半分になる。」こう語る全盲の数学者ポントリャーギン。コンパクトな本書にも著者の配慮が至るところ払われている。直観的なイメージを足がかりにしつつ、巧みな計算術で公式をよどみなく導き出す。導関数に始まり三角関数、指数・対数関数まで、微積分のエッセンスが凝縮された王道を丁寧に解説、版を重ねて読み継がれる定番の入門教科書。練習問題・解答付きで独習にも最適。

目次 : 導関数/ 多項式の導関数の計算/ 極大値と極小値。ロルの定理とラグランジュの公式/ 関数の研究/ 3角関数の導関数と微分のいくつかの規則/ 不定積分/ 定積分/ 収束性の判定基準/ ニュートンの2項式と幾何級数の和/ 関数ex〔ほか〕

【著者紹介】
L・S・ポントリャーギン : 1908‐1988年。ロシア生まれ。13歳のとき爆発事故により失明。1925年にモスクワ大学に入学して「双対定理」を発表し、1938年に出版した『連続群論』ではソヴィエト国家賞を、1961年の『最適制御の数学的理論』ではレーニン賞を受賞。純粋数学・応用数学の画面で業績を上げた

坂本實 : 1936年、高知県生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。専攻大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • オザマチ さん

    直感的に分かり辛い「極限」の話はなるべく簡単にして微分積分を説明してくれます。

  • Z さん

    高校数学の内容を忘れてしまったため定かでないが、部分的にその範囲を超えながら、基本的に高校数学の範囲で微積分を解説。する本だが、現代ではこれよりわかりやすいかたちで図とか豊富に取り入れたかたちで類似書出ているため、正直人に勧めることはないと思う。この本の内容よりも、前書きで中学生向けに書いたとあり、著者の出身のロシアの教育内容のほうが関心を惹かれた。

  • MAT-TUN さん

    さすがポントリャーギン先生。これをつかって高校生に講義するとよいかもしれない。高度なこともあちこちに無理なく入っている。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    裏表紙に「著者が綿密さを2倍にすれば、本の厚さは半分になる」との趣旨は、あらゆる物書きにとっても、肝に銘じたいと思える。実際本著は200頁を下回る分量ながらも、練習問題が付きながらの説明で、表紙の∫がたくさん書いてあるデザインもユニークで、著者はロシア人ということもわかる。4次関数ぐらいは思い出したが、微積で躓いたらまた読み直したい思った。

  • bittersweet symphony さん

    盲目の数学者ポントリャーギン(1908−88)は、解析学の実務応用の部門でもっとも功績があった人物。微分と積分はそれぞれ別々に幾何学的な特性と不可分なものですが、数式を介して両者が双方向的に合体してしまい、それが個人的に直感的に腑に落ちない理由と言う印象があります。指数・対数関数の微積分までを扱った本書ではその各項目の内容はすっと腑に落ちるような書きかたがされていますが、長年の憑き物が落ちた感じにはなりませんでした。数式のフィールド内での操作性の面白さ、と割り切るしかないのですけれど。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

物理・科学・医学 に関連する商品情報

おすすめの商品