レズニチェク(1860-1945) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

13件
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  • 交響曲第3番「古風な様式で」目当てでこのCDを購入し...

    投稿日:2021/03/22

    交響曲第3番「古風な様式で」目当てでこのCDを購入したが、正直期待はずれだった。ウィーン古典派の作曲様式をなぞった4楽章形式。ただそれだけでしかない。 ほぼ同時代にプロコフィエフが交響曲第1番「古典」を作曲していて偽古典的な形式にモダニズムと才気や工夫を盛り込んだ新機軸も打ち出して初演以来コンサートのレパートリーに定着していたのとは全く対照的と言える。 すっと前の世代のシュポーアの交響曲第6番「歴史的」ですらバッハとヘンデル(第1楽章)ハイドンとモーツァルト(第2楽章)ベートーヴェン(第3楽章)現代の流行音楽(第4楽章)という、音楽の技法をパロディー的に扱った交響曲を作曲していた、というのにこの交響曲は「古風な様式で」というタイトルだけでオリジナリティのかけらも無い。 彼を再評価しようとする人たちは「ナチスとの関係」で割りを食った、と強弁しているようだが、それ以前に作曲家としての魅力、人をとりこにする甘美な旋律もなく、前衛音楽派が刮目するような音楽技法もなく、練達の管弦楽法だけしかないのなら時代とともに忘れられてしまうのも仕方がないのではないか? 彼と同世代の作曲家たちは、練達の管弦楽法にプラス「甘美な旋律」であったり「音楽の歴史を変えるような技法」だったり「前衛的な和声法:だのを創出していたわけだから。

    吉川英治 さん

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  • マニアックな曲を次々とリリースしてくれるありがたい...

    投稿日:2012/12/22

    マニアックな曲を次々とリリースしてくれるありがたいレーベル、CPOはレズニチェクの作品を定期的にリリースしています。 このCDでは、交響詩『勝利者』が収録されています。 この曲、1曲目からR.シュトラウスそっくりのというか、シュトラウスのパロディだったり、金の子牛と題された第2曲目では世紀末的な世界が描かれていたりとなかなかの出来です。 今まで知られていないのが不思議で、ドンナ・ディアナばかりで有名なレズニチェクの作品だと聞かされれば驚くのではないでしょうか? 演奏は、ケルン放送交響楽団、指揮者は現在人気のミハイル・ユロフスキーです。 当時CPOに大量に録音していました。 演奏は安定していて、十分な水準だと思います。 録音・音質も問題なし。

    レインボー さん

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  • 青ひげを題材にしたオペラと言えば、個人的にはオッフ...

    投稿日:2012/09/29

    青ひげを題材にしたオペラと言えば、個人的にはオッフェンバックの作品が馴染み深い(一般のリスナーはバルトークでしょうか?)のですが、レズニチェクも作曲していたとは知りませんでした。 後期ロマン派の特徴的な濃厚かつ劇的な管弦楽が印象に残る作品です。 ですが、忘れられたのも何となくわかるような出来です。 現在人気の指揮者と言って良い、ユロフスキとベルリン放送交響楽団による演奏で、多分これ以外に音源はないだろうこのオペラを聴く上では十分な水準の演奏と言って良いです。 歌手も同様だと思います。 録音、音質は良好。 基本はファン向きのCDだと思います。

    レインボー さん

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  • ついてない男は超傑作といってもいいのではないか。な...

    投稿日:2012/03/14

    ついてない男は超傑作といってもいいのではないか。なぜこの曲が現代では演奏されずに埋もれてしまっているのか。ブラームスなとどとならべても全く見劣りしない。

    ロマン派 さん

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  • 勝者は、ついてない男と同様に超傑作だ。ぜひ、多くの...

    投稿日:2012/03/14

    勝者は、ついてない男と同様に超傑作だ。ぜひ、多くの方にも聴いてもらいたい。

    ロマン派 さん

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  • ドンナ・ディアナで有名なレズニチェクの知られざる管...

    投稿日:2012/01/08

    ドンナ・ディアナで有名なレズニチェクの知られざる管弦楽曲を集めた珍しいCDです。 このCDに収録された作品はいずれも華麗なオーケストレーションと大変美しいメロディをもった作品で、あまり知られていないのはもったいない気がします。 CPOレーベルではよく見かける、西部ドイツ放送管弦楽団(ケルン放送管弦楽団)と、M.ユロフスキの指揮で作品の魅力を伝えてくれる良い演奏だと思います。 ボーナスとして収録されたレズニチェクの自作自演は、1922にグローセ・オペルンオーケストラを指揮して録音した物で、アコースティック録音のため再現度は低く、鑑賞というより資料的価値のほうが高そうですが、貴重な音源の収録は嬉しいです。

    レインボー さん

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  • CPOが頑張って普及に努めてくれているものの、まだま...

    投稿日:2007/11/23

    CPOが頑張って普及に努めてくれているものの、まだまだ無名のレズニチェク。このCDはレズニチェクの中規模管弦楽を中心にしたもので、「ルストシュピール」序曲(1895)、シャミッソー変奏曲(1921)、コル・ニドライ変奏曲(1927)に加え、レズニチェク自作自演の、歌劇「ドンナ・ディアナ」序曲、「ルストシュピール」序曲を加えたもの。どれも、なかなかの秀作で、もっと聞かれても良い曲だと思う。自作自演は資料的に貴重なものだが、あまり音質は良くない。

    たーこ さん

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  • 1925年に作曲された、レズニチェクの交響曲第5番「ダ...

    投稿日:2007/05/03

    1925年に作曲された、レズニチェクの交響曲第5番「ダンス・シンフォニー」は、第1楽章から順に、ポロネーズ、チャルダッシュ、レントラー、タランテラという舞曲のみで構成された作品。後には「死のマリオネット」というタイトルでバレエ付きで演奏されたこともある。本来は”Tanz-Symphonie”とだけ題され、交響曲第5番とするのは最近の傾向のようだ。このダンス・シンフォニーもCPOから出ているマールマン+ベルン響のもの以外は無いのではないでしょうか。カップリングは歌劇「ドンナ・ディアナ」の第2幕より、バレエ音楽と間奏曲(ワルツ)。

    たーこ さん

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  • レズニチェクの交響的伝記「ついてない男」(交響詩「...

    投稿日:2006/07/02

    レズニチェクの交響的伝記「ついてない男」(交響詩「ついてない男」)は、1911年から1912年に書かれた管弦楽作品。交響詩「勝利者」とは対を成すもので、44分にも及ぶテノール独唱やを含む大作。シャミッソー著の「影をなくした男」の登場人物であるペーター・シュレミールを題材にした曲。この曲にもR.シュトラウスに対抗しようというような意気込みを感じるが、こちらは”英雄の生涯”ならぬ”不英雄の生涯”といった感じだろうか。幻想序曲「ラスコルニコフ」は、巨匠ドストエフスキーの”罪と罰”の主人公ラスコルニコフを描いた22分の大作。

    たーこ さん

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  • レズニチェクの”3幕のおとぎ話オペラ”と副題のつけ...

    投稿日:2006/05/16

    レズニチェクの”3幕のおとぎ話オペラ”と副題のつけられた歌劇「青ひげの騎士」は、1915年から1917年にかけて作曲されたもので、シャルル・ペローの童話”青ひげ”を題材にしたもの。おとぎ話オペラと名づけられているだけに、音楽はメルヘンティックでもあり、そこに後期ロマン派の濃厚さも兼ね備えている。演奏も録音もなかなか優秀。

    たーこ さん

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