レイモンド カーヴァー / 村上春樹

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水と水とが出会うところ 村上春樹翻訳ライブラリー

レイモンド カーヴァー / 村上春樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784124035018
ISBN 10 : 4124035012
フォーマット
出版社
発行年月
2007年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,247p

内容詳細

人生の混乱から脱し、作家としての名声を得、詩作に還った平穏な日々。しかし…。喪失感、ユーモア、深い愛情、死の予感。短篇小説の核を成す、詩人カーヴァーの心象風景を映し出し、その円熟期の到来を告げる詩集。

【著者紹介】
レイモンド カーヴァー : 1938年、オレゴン州生まれ。製材所勤務、病院の守衛、教科書編集などの職を転々とするかたわら執筆を始める。77年刊行の短篇集『頼むから静かにしてくれ』が全米図書賞候補、83年刊行の同『大聖堂』が全米図書批評家サークル賞及びピュリッツァー賞候補となる。その独特の味わいの短篇作品はアメリカ文学界に衝撃を与え、後進の作家にも大きな影響を与えた。数々の短篇作品のほか詩人としての作品も多数。88年、肺癌のため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Y2K☮ さん

    今月のポエム。水と水とが出会うところとは、あるいは幸福と不幸、何より生と死とが等しく交わる地点でもあるのか。酒に苦しみ、家族との軋轢に悩み、それでも最終的に彼はささやかな望みを叶えて逝けたのだろうか。余人には分からない。テスだけが知っている。そういう存在と巡り会えたのは幸せなことだし、死後30年が過ぎてもこうして本を読まれている。春樹氏のおかげではあるが、作品にそれだけの力があったからこそ。彼の文学に影響を与えたのではと想像を楽しめる詩もいくつかあった。雪かき云々とか。その点においてもカーヴァーは先駆者。

  • Y2K☮ さん

    再読。カーヴァーの詩や小説に触れると、一度きりの短い人生ということを考えさせられる。せっかくの貴重な時間なのに不遇を強いられて社会の底辺でもがく人たち。自業自得なケースばかりではない。そんな状況に身を置くひとりとしての著者は絶えず死を念頭に置き、時に焦がれ、ふと我に返って生きている今に感謝する。支えは作品の理解者である恋人テスと創作の喜び。そして自然の中で戯れるひととき。水と水とが出会えば河になり、河はやがて海へ至る。そんな風に我々は命を終えて元来た場所へ戻っていく。その時が来るまで全力で今を楽しみたい。

  • おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ さん

    今日くらいは小説を読み、ちゃんとした感想を書かねばとレイモンド・カーヴァーをAmazonに発注した。そういえば書いてなかったのだけれど、四月に少しだけ娘と会うことができ、嬉しすぎて公園やゲーセンなどに連れて行ったら元奥さんにだいぶ怒られた。ご時世だから仕方もないが、そもそも子供たちとのソーシャルディスタンスの設定に問題があると思う。一年以上も会わせてもらえなかった娘は背も髪も伸びてすっかり女の子らしくなり、成長の過程を見られぬ寂しさを感じた。さて、レイモンド・カーヴァーであるが、これはどうやら詩集らしい。

  • とくとく さん

    詩集。本作を発行したのは1985年で、カーヴァーは50歳手前ほど(しかし、この3年後には肺癌でこの世を去っている)。それもあってか、折々でーーいくつかの詩では大っぴらにーー死について語られる。とは言ってもそこまで重い雰囲気はない。椅子にゆったりと座り込んで「さあ、もう少し考え事でもしてようか」とでも言うような…、はたまた、川の水の流れ着く先に思いを馳せているような。ふと、おもいだした時、すぐ手に取れる場所に置いておきたい一冊。

  • sasa-kuma さん

    生と死が同じ場所に存在している世界という安心感。お気に入り→「道」「今でもやはりナンバーワンを求めているんだ」「ハッピネス」「鍵がかかってしまって、うちの中に入れない」「雨」「私の娘とアップルパイ」「父さんの財布」「僕の死」「まず手始めに」「散髪」「コーンウォールの幸福」「鷲」「昨日、雪が」「僕の仕事」「橋げた」「テスに」

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