レイモンド・チャンドラー

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リトル・シスター ハヤカワ・ミステリ文庫

レイモンド・チャンドラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150704636
ISBN 10 : 4150704635
フォーマット
出版社
発行年月
2012年08月
日本
追加情報
:
454p;16

内容詳細

村上春樹訳のチャンドラー。 文庫化第三弾!
行方不明の兄を探してほしい。若い娘の依頼は、フィリップ・マーロウを虚飾の街ハリウッドの裏通りへ誘う。

村上春樹が「愛おしい」作品と呼び新訳を熱望した作品。『かわいい女』新訳版。



【著者紹介】
レイモンド チャンドラー : 1888年シカゴ生まれ。1933年に短篇「ゆすり屋は撃たない」で作家デビューを飾る。1939年には処女長篇『大いなる眠り』を発表。1953年に発表した『長いお別れ(ロング・グッドバイ)』で、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞に輝いた。1959年没。享年70

村上春樹 : 1949年生まれ、早稲田大学第一文学部卒、小説家・英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • セウテス さん

    【私立探偵フィリップ・マーロウ】シリーズ第5弾〔再読〕。ハリウッドを舞台にしたくて、わざわざ書いた様な作品。マーロウの依頼者は、20ドルしか出せないと言う田舎の時代遅れの娘に見えた。しかし、彼女は演技をしているのではないのか、気になったマーロウは依頼を受ける。作者が映画の仕事をしていた頃だろうか、映画界の話はリアルだと思う。だが、ハードボイルドだろうがミステリとしては、何も響くものが無い。整合性は有るのだろうかと思えるストーリーに、ハラハラする緊張感を感じない。シリーズの中の一休み、という所かも知れない。

  • ムッネニーク さん

    95冊目『リトル・シスター』(2012年8月、レイモンド・チャンドラー 著、村上春樹 訳、早川書房) 私立探偵フィリップ・マーロウシリーズの長編第5作目。初出版は1949年。訳者も後書きで書いているように、物語は非常にわかりづらくストーリーラインも出鱈目。結局誰が誰を殺したんだかよくわからない。しかし、やはりマーロウシリーズには時代を超越する強靭なキャラクター性があり、読み終わったあとは自分がマーロウになったような気分になれる。 「すべて愛のなせることだったの」

  • キムチ27 さん

    半世紀ぶりのチャンドラー。WW2終結まなしのハリウッド。当然ながら、光と影が交錯するようなグレーの空気感が漂っている。原題「かわいい女」が当題になったのは納得・・田舎っぽい感じながら20ドル分の愛を失踪した兄捜査に思いを込めるオーファメイの直向さ。それをほっておけぬマーロウがそう感じたのか。20C半ばの米は誰しもが喰う為に必死の日々。女優と言えども足元に火がついている。メイヴィス・ドロレス共に罪はあれども切々たる心情が痛い。後半判明するもう一人の身内・・姉。その事情は後書きで。全体通じてプロットの複雑さ

  • サンタマリア さん

    面白かった。マーロウがいきいきとしていた。話の流れはイマイチ分からんかったけど面白かった。チャンドラーにそういうのは求めてないのでいいけど笑。シニカルな語りはアイスピックに劣らない鋭さを持っており、緻密な描写は火薬の匂い以上に何が起こったのかを明瞭にしていた。数ページしか登場しない謎の刑事もなんか良かった。

  • kinnov さん

    マーロウのシリーズの中で、一、二を争う好きな作品。村上春樹訳は初読。『かわいい女』と『リトル・シスター』のニュアンスの違いが面白い。登場する3人+1人(オレンジの女王)それぞれが魅力的で「かわいい」注)キュートの可愛いではない。マーロウの混乱ぶりとやさぐれぶりも、他の作品には無い魅力で、ハリウッドの夜の空気にまで文句を付ける様子には毎回苦笑する。名作ではないかもしれないが、私にとっては、チャンドラーの描く人の生活、都会に暮らす男女の騎士の物語として、個性的に輝く小さく愛しい傑作だ。

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