ルース・ベネディクト

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菊と刀 日本文化の型 平凡社ライブラリー

ルース・ベネディクト

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582767933
ISBN 10 : 4582767931
フォーマット
出版社
発行年月
2013年08月
日本
追加情報
:
455p;16

内容詳細

数多くの事実誤認をも含むこの日本文化論が、なぜ強い説得力をもって我々に迫るのか?ベネディクトの論理の神経叢までも浮き彫りにする精確にしてかつ読みやすい翻訳によって、長く誤読にさらされてきた問題の書を、いま読む・読みなおす!!

目次 : 研究課題―日本/ 戦時中の日本人/ 「各々其ノ所ヲ得」/ 明治維新/ 過去と世間への債務者/ 万分の一の恩返し/ 「義理ほどつらいものはない」/ 汚名をすすぐ/ 人情の領域/ 徳のディレンマ/ 修用/ 子供は学ぶ/ 降伏後の日本人

【著者紹介】
ルース・ベネディクト : 1887‐1948。アメリカの文化人類学者。師であるフランツ・ボアーズゆずりの文化相対主義の立場から、戦時中の調査研究をもとにして終戦後に書いた日本文化論『菊と刀』は、アメリカで、また日本で巨大な反響を呼んだ

越智敏之 : 1962年、広島県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。現在、千葉工業大学准教授。専攻、シェイクスピア、アメリカ社会

越智道雄 : 1936年、愛媛県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。明治大学名誉教授。英語圏政治/文学研究者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「恩」は未来の人間関係への負債であり、返さないといけないという言及に頷く。そう言えば、何気なく、和菓子を職場に差し入れしたらしばらく、お返し合戦が続いて心苦しかったけ・・・確かに核家族などに代表される個人主義の拡大やネットやSNSの普及でのプライバシーとパブリックの壁が薄まっている今としては「恥」や「罪」の文化はそぐわない部分があるかもしれない。しかし、私達が受けてきた育て方(「家長や親の意にそぐわないお前は家の子ではない」法)への言及で過去のトラウマへの葛藤が少し、軽くなった気がします。

  • 34 さん

    有名な恥の文化と罪の文化の対比は示唆的におもわれ、それはとくに「恩」という言葉をある種の「負債」として解釈している箇所でそうだった。言われてみると「恩を返す」とも言うように、恩とは確かに負債のメタファーで語るにふさわしいもののようである。ところが文化的な負債というものを概念的に考えようとすると、(ぼくらは日本人であるとはいえ)どうしても西洋的な「罪」の問題系で考えてしまいがちだ。日本社会に対する知識には不十分な面も見られるけれども、外部からの異化する視点には、今日読んでも新鮮なものがあるようにおもわれた。

  • はまななゆみ さん

    極端な見方もあるけど、外国から見た日本人の見方としてとても興味深い。確かに戦争時の玉砕と終戦後の変り身の有りようをみると、日本人とは何なんだろうと考えてみたくなるのかもしれない。

  • Mizhology さん

    紹介を受けた直後、図書館で遭遇。アメリカにいながらにして、ここまでの分析が出来るってすごいと思った。著者は日本だからここまで資料が揃ったと書いている。日本文化の特殊性、精神文化はなお世界の中では特殊だったことを苦心して表現してくれた著者に好感を持った。祖父母の時代までは当たり前だった価値観が、私達世代では昔の感覚として捉えてしまっていることもこの本でだめ押しされた。数々の誤描写も、それだけ価値観が違いすぎたという証明に受け取れた。手探りの中でこれだけまとめあげてくれたことに感謝する日本生まれの私がいる。

  • MasakiZACKY さん

    古典的名著『菊と刀』の新訳な一冊。初めて読みました。新しく邦訳されただけあって非常に読みやすかった。あくまでも当時の話だが、日本人はそんな風に見えていたのかと。睡眠や風呂や性生活のことなど特に面白かった。戦争のために日本人の特徴を把握する目的で書かれたとは知らなかった。それにしても、よく「恥の文化と罪の文化」というキーワードと共に紹介されるわりに、直接的なその話はそんなに…?日本人の主要な特徴の一つとして「恥」は確かに取り上げられてたけど。訳者の注も豊富で、訳のポイントや、ベネディクトの勘違いまで解説が。

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