ルーシ・M・ボストン

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グリーン・ノウの子どもたち グリーン・ノウ物語 1

ルーシ・M・ボストン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566012615
ISBN 10 : 4566012611
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,269p

内容詳細

ひいおばあさんの家で、冬休みをすごすことになったトーリー少年。その古い屋敷グリーン・ノウで、トーリーは、300年も前に生きていた子どもたちと友だちになってゆくが…。時こえて読みつがれる、美しい物語。

【著者紹介】
ルーシー・M・ボストン : 1892年、イングランド北西部ランカシャー州に生まれる。オックスフォード大学を退学後、ロンドンの聖トマス病院で看護師の訓練を受ける。1917年に結婚。一男をもうける。その後、ヘミングフォード・グレイにある12世紀に建てられた領主館(マナー・ハウス)を購入し、庭園づくりや、パッチワーク製作にたずさわりながら、60歳を過ぎてから、創作を発表しはじめる。代表作は、6巻の「グリーン・ノウ」シリーズ。1962年、『グリーン・ノウのお客さま』でカーネギー賞を受賞。1990年没

亀井俊介 : 1932年、岐阜県に生まれる。東京大学名誉教授。岐阜女子大学教授。『近代文学におけるホイットマンの運命』(研究社出版)で日本学士院賞、『サーカスが来た!―アメリカ大衆文化覚書』(岩波書店)で日本エッセイストクラブ賞、『アメリカン・ヒーローの系譜』(研究社出版)で大佛次郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    主人公のトーリーの父がビルマに赴任していたことから、時はジョージ・オーウェルが当地にいた1920年代頃か。物語の舞台となるペニー・ソーキーはどうやら架空の地だが、ロンドンからはそれほど遠く離れてはいない田園地帯のオールド・マナー・ハウス。冒頭から一人で列車でその地に向かうトーリーはまだ7歳。さぞや心細かったことだろう。かの地で彼は動物たちや300年前の子どもたちと遭遇するといったファンタジックな成長物語。そうなのだが、最後までなんだか彼の孤独は癒されることがない。そこにこそこの作品の価値があるのだろう。

  • さつき さん

    ずっと気になっていた作品。冒頭の洪水の中、ひいおばあさんの家へ向かう場面から心を鷲掴みにされました。親に縁の薄い少年トーリーの寂しさ、孤独が身にしみると共に、すぐにオールドノウ夫人と意気投合する様子に嬉しくなりました。古い屋敷、古いおもちゃ、ほとんどの物がはるか昔から、そこにあり、代々みんなが遊んでいたということに惹きつけられました。過去に生きた幾人もの子供達、その存在、息遣いを感じながら暮らすのは、どんな気持ちなのでしょう!不思議な友達との交流を重ねながらトーリーはどう成長していくのか?楽しみです。

  • Willie the Wildcat さん

    家族の肖像画。秘められた悲喜交々の家族の歴史。そこに人の真実があり、人生の山谷。動植物も人生を支える他者であり、心の描写という印象。トーリーと繋がる3人の子供たち。バラの木と子犬のクリスマスのプレゼント交換。それぞれの想いを感じざるをえない。時に人生の荒波を迎えるも、全体的に静かな流れ。”角砂糖”のテストも愛らしい。そんな中、『妖精のダフニに木・・・』の件は理解に苦しむ。嗚呼、年齢による頭の固さなのかもしれない。(涙)

  • mii22. さん

    シリーズ1冊目。冬の休暇をイギリスの古いお屋敷のひとつグリーン・ノウでひいおばあさんと過ごすことになった7歳の少年ト−リーのお話。孤独な少年は、はじめて会うひいおばあさんやグリーン・ノウのお屋敷のことで胸はドキドキ好奇心でいっぱいだ。ここでの不思議な出来事は夢の中のお話のようでもあるけれど、淋しい少年の心が求めていた愛と信頼を得るための困難さやあたたかい眼差しに見守られて成長する様子をみると現実と向き合う難しさを教えられる物語でもあると思う。それにしても、イギリスの古いお屋敷とはなんて魅力的なんだろう。

  • ゆう さん

    美しい物語。母を亡くし、義母に馴染めない少年・トーリーは、冬休みを母のひいおばあさんとともに過ごすことになる。たどり着いた母の故郷は、いちめんの洪水の中にそびえる石の城、グリーン・ノアと呼ばれるお屋敷だった。水浸しの風景、ランプの灯りを頼りに小舟でたどり着く古い屋敷、物語の入り口から息を呑むほど美しい。そして少年のような気立ての曽祖母との心あたたまる交流の物語が幕を開けたのかと思いきや、それだけでなく、どうやら屋敷に住み着いているらしい、3人の子どもたちとの交流も描かれる。これがまたため息をつくほど美しい

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