CD

チェロ・ソナタ ムニエ(チェロ)、ギヨン=エルベール(ピアノ)

ルクー (1870-1894)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
LVC1086
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

フランスきっての重鎮ムニエが、ワーグナー主義全盛の“世紀末ソナタ”に満を持して望む
ひたすら高雅な運弓で描かれる優美な旋律線、艶やかな響き、交響曲のごとき長大さは、まさに天国のよう
ルクー・ファン必聴、チェロ好きにも是非!

アラン・ムニエ(チェロ)、フィリップ・ギヨン=エルベール(ピアノ)
ルクー:チェロとピアノのためのソナタ

19世紀末のフランス語圏では、どの芸術領域でもことごとくベルギー人の活躍がめだちます。詩人マーテルランク、小説家ロダンバック、画家クノップフ、建築家オルタ…そして音楽ではヴァイオリニストのウジェーヌ・イザイと並び、夭逝の天才作曲家ギヨーム・ルクーの名を忘れるわけにいきませんね。日本の音盤シーンでも古くはボベスコやグリュミオーの弾くヴァイオリン・ソナタが愛されてきたほか、歿後100周年にはRicercarから壮大なBOXが発売され、大いに話題となりました(これが再発されてくれるよう、弊社からもつとに願ってはおるのですが…)。フランス音楽的な繊細さにも事欠かぬかたわら、さまざまな和音を半音階的にさまよいつつ壮大な楽曲構造を織り上げるワーグナー的作風は、管弦楽作品のみならず室内楽でも鮮やかに発揮されます――その典型ともいうべき大作が、このチェロとピアノのための野心的大ソナタ!楽曲構造も読み込まずに弾くと(ブルックナーの交響曲などと同じく)あまりの長さに聴き手をうんざりさせかねない難曲なのですが、ばしっと決まった演奏だと「いつまでも続いてほしい...!」と願わずにはおれない、まさに天上的な美が現出するこの傑作、フランスの偉大な演奏家たちが次々と録音を続けるSaphirからなんと、フランス・チェロ界の重鎮中の重鎮、アラン・ムニエ御大による堂々の名演で登場してくれたのです!78回転盤(SP)時代の高雅な名演で知られる往年の巨匠モーリス・マレシャルの門下に学び、フルニエやジャンドロンらの「高貴なるフランス式チェロ」の伝統に連なるたおやかなチェロ奏法の担い手ムニエは、バッハ無伴奏から同時代作曲家の新作まで幅広くこなしますが、その芸風が最も生きるのは、やはりこうした後期ロマン派〜フランス近代、それもフランス語圏の音楽こそぴたりと来るのだな、と、本盤のサウンドからはそうした感じがひしひしと伝わります。ムニエはいうまでもなく稀代の室内楽奏者ですが、対するピアニストも「フランス生粋の室内楽ピアニスト」!フィリップ・ギヨン=エルベール、パリ音楽院でベロフやエセールら名手たちに学んだ、室内楽や現代音楽にも臆せず取り組む演奏家で、ただでさえ精妙なそのピアニズムが、ムニエの薫り高い運弓につられてどんどん味わいを増してゆくのも、このルクーのソナタの長大さあればこそ、でしょう。豪奢な年代物ボルドー特級ワインを1本こころゆくまで飲み続けるような、濃密・至高の室内楽名演です!(マーキュリー)

・ルクー:チェロとピアノのためのソナタ
 アラン・ムニエ(チェロ)
 フィリップ・ギヨン=エルベール(ピアノ)

内容詳細

太いC線をグイグイと鳴らしても、アラン・ムニエのチェロはどこか上品で薫りが漂っている。19世紀末、わずか24歳で他界した天才ルクーの心のうつろい……ところどころにワーグナーの影響も顔を出す。いつまでも聴いていたいチェロの音色が心に染みる。(長)(CDジャーナル データベースより)

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