少女への手紙 平凡社ライブラリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582768220
ISBN 10 : 4582768229
フォーマット
出版社
発行年月
2014年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;16

内容詳細

『不思議の国のアリス』の著者ルイス・キャロル。彼は手紙魔としても有名だった。鏡文字に絵文字、なぞなぞに似顔絵―愛する少女たちを楽しませたい一心で綴られた、物語パワー全開、アリスもびっくりのノンセンスの精髄七十余通。キャロル撮影の少女たちの写真も収載。

目次 : 1章 1855年〜1870年(ヘンリエッタならびにエドウィンへ/ メアリー・マクドナルドへ/ リリー・マクドナルドへ ほか)/ 2章 1870年〜1880年(メアリー・マーシャルへ/ ジャネット・メリマンへ/ ビアトリス・ハッチへ ほか)/ 3章 1880年〜1897年(イーディスへ/ メアリー・ブラウンへ/ マリオン・リチャーズへ ほか)

【著者紹介】
ルイス・キャロル : 1832‐1898。本名チャールズ・ラトウィジ・ドジソン(Charles Lutwidge Dodgson)。イギリスの作家・数学者。チェシャー地方の牧師の家に11人兄弟姉妹の第三子、長男として生まれる。オクスフォード大学クライストチャーチ学寮に進み、卒業とともに数学講師となる。本業のかたわら、本名の綴り字を並べかえて作ったルイス・キャロルの筆名で詩や物語を寄稿。また数学に関する著書などがある。交流のあったラファエル前派の画家たちや、数多くの少女たちの肖像を撮影し、写真史上にも足跡を残した

高橋康也 : 1932年生まれ。東京大学英文科大学院修了。東京大学名誉教授。日本シェイクスピア協会会長、国際シェイクスピア学会副会長などを歴任し、1993年イギリスよりCBE勲章受章。2002年没

高橋迪 : 1932年生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Koichiro Minematsu さん

    誕生日に花束をもらうより、手紙が嬉しいというルイス・キャロル。本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン。手紙は1861年から37年間。98,721通出されたことがわかっているようだ。もちろん手紙は言葉遊び、アナグラム、考えついたゲーム遊びなど、少女へのメッセージ性が高いが、ユーモアだけでなく、少女への照れ症も垣間見られる。「不思議の国のアリス」の世界観というより、あれはルイス・キャロルの世界観なんだ。もっと興味があったのが、本書内にもある写真。カメラで少女を撮ること。

  • ハイカラ さん

    『不思議の国のアリス』著者、ルイス・キャロルが少女へ宛てた手紙を集めた本。手紙が一通ごとにそれぞれ童話断片のようになっていて、大変魅力的だった。ドジソンおじさんのユーモアに乾杯。でも手紙で名前や年齢を訊き、挙句の果てに女の子の写真を所望するのは、何というか、いかがなものでしょう。今の常識で言うと完全にアウトじゃあなかろうか。

  • 踊る猫 さん

    何とも不思議な、そしてチャーミングな本だ。ルイス・キャロルという人は今のぼくたちの目からすれば異常なほどの筆まめさや几帳面さを持ち合わせ、そして言語感覚や論理的思考能力がおそらくは鋭かったり高すぎたりしたせいで巷間でささやかれる「発達障害」の気質を備えた異常者/マニアとして見えてしまう。おそらくはそこにペドフィリアの性格を見つけることもできるだろう。だが、そうした見方はぼくたち大人の勝手な見方であり、ルイス・キャロルの稚気やユーモアを圧し殺すものでしかない。この本の手紙を読み込む楽しさを奪うことはできない

  • himawari さん

    女の子大好きな『不思議の国のアリス』の作者が、女の子とひそかに楽しんでいたであろう文通の数々。私が子供時代にこんなおじさん(お兄さん?)から、こんなとんでもなくひねくれたユーモアたっぷりの手紙を貰っていたらきっと理解しきれずに泣いていたと思う(笑)。解説にあるように彼のユーモアは理解されるか、話をこんがらがせるかの綱渡り。そんなセンスたっぷりの彼の手紙からは、照れ屋で天邪鬼な人柄が良く伝わってきた。彼の人柄をもっと知りたくなる一冊。勝手な想像だけど、彼がこの本をを読んだら恥ずかしくて悶絶しそう。

  • evifrei さん

    キャロルによる少女友達にあてた手紙の抜粋集。彼は生涯に10万通近くの手紙を書いたが(手紙の用件及び誰から受け取り、誰に送ったかの分類表まで作成)、少女たちに送った手紙はどれもユーモアと愛情に溢れた生き生きとした一篇の物語の風情を湛えている。照れ屋だが、時には意地悪を言ったり叱りつけてきたりもする、優しく面白いキャロルおじさんの姿が目に浮かぶようだ。鏡文字で書かれたものや、絵文字が書かれた茶目っ気溢れるものもある。ちなみに少年には生涯通じてたったの一通という徹底ぶりだが、ちゃっかり姉妹はいるのか訊いている。

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