リング・ラードナー

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アリバイ・アイク ラードナー傑作選 新潮文庫

リング・ラードナー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102164020
ISBN 10 : 4102164022
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
469p;16

内容詳細

ヘミングウェイやフィッツジェラルドにも愛された、短編の名手にして名物コラムニストの傑作13編。息を吐くように言い訳する野球選手。スピード違反の女性に恋してしまった警察官。冷酷無情な行状を繰り返すボクサー。患者を放っておけないおしゃべり看護婦。夫の自慢が止まらない妻。アメリカを虜にした饒舌な語り口とユーモアが炸裂する!“村上柴田翻訳堂”シリーズによる復刊。

【著者紹介】
リング・ラードナー : 1885‐1933。アメリカ・ミシガン州生れ。新聞記者としてスポーツ欄の記事やコラムを手がけ、小気味いい語り口が読者に愛された

加島祥造 : 1923‐2015。東京生れ。カリフォルニア大学クレアモント大学院修了。戦後、詩誌「荒地」同人となる。信州大、横浜国大、青山学院短大教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 扉のこちら側 さん

    2017年80冊め。『村上柴田翻訳堂』の一冊ということで手に取った初読み作家の短編集。一人称小説は語り手のキャラクターが好きになれるか否かで作品自体の印象も変わってしまうのだけれど、この一冊は外れがなかった。約100年前に書かれた作品集らしいが、どれも軽妙で洒脱、くすくす笑える心地よさ。表題作を含む4作品が野球絡みなので野球好きにもおすすめである。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    語りの名手が日常を切り取って紡いだ、軽妙な短編集。口下手な私としてはそのウィットに富んだ饒舌な語り口は羨ましく、感じられる。「チャンピオン」なんてありがちな話なのにユーモラスなので苦さを感じさせないのが清々しい。「この話もう聞かせたかね」の「雨降って地固まる」な似た者同士な夫婦喧嘩の顛末には和む。「ここではお静かに」のお喋り好きの女性にありがちな、始めて話す相手でも相手が前後関係を知っていると思い込んで喋る癖の描き方には腹を抱えて笑ってしまう。でも「誰が配ったの?」の黒歴史を暴露されるのには居た堪れない。

  • oldman獺祭魚翁 さん

    リング・ラードナー 懐かしい名前だ。海外のミステリーに嵌まっていた頃、ミステリー・マガジンを毎月購入していたが、それだけでは飽きたらずに、高校の頃は古本屋でバックナンバーを漁るようになっていた。そんな中で見つけたのがラードナーだった。最初に読んだのは本書にも収録されている「ハリー・ケーン」だったと思う。その軽妙酒脱な話に魅せられた僕は、その後もラードナーの載っている号を見つけると迷わず買い込んでいた。表題作の「アリバイ・アイク」や「ハーモニー」などこの短編集の半分以上は再読になる。…続く

  • かわうそ さん

    軽妙な語り口から扱っているテーマまで、話し上手な近所のおっさんが適当に内容を盛ったエピソードトークを聞いているようで面白かった。

  • tokko さん

    こういう語りを聞いていると(読んでいると)、小さいころに聞いた「お話」を思い出す。「本当だ」とか「嘘だ」とか「おもしろい」や「つまらない」といった判断を抜きにして、どっぷりと語りに身を浸して楽しめる。ディケンズほどではないけれど、本当にどこかにラードナー本人がいて語っているかのように「声」が聞こえるのは、三次元的に物語が語られているんでしょうね。

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