リヒテル、テオフィル(1872-1941)

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CD 輸入盤

テオフィル・リヒテル:弦楽四重奏曲、ブルーメンフェルト:弦楽四重奏曲 オデッサ弦楽四重奏団

リヒテル、テオフィル(1872-1941)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PH15011
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

美しいメロディに驚き! これは凄い!
リヒテルの実父作曲の弦楽四重奏曲が日の目を見た


スヴィヤトスラフ・リヒテル生誕百年を記念して、彼の生地オデッサ市が贈るアルバム。何と彼の実父テオフィル・リヒテル作曲の弦楽四重奏曲が世界初録音されました。
 リヒテルの父テオフィルは、1872年にウクライナで生まれたドイツ人。ウィーン国立音楽大学で学び、同地に20年以上暮らした後、ウクライナへ帰国。オデッサ音楽院で教鞭をとりました。しかし第2次世界大戦中、ドイツ領事館でピアノを教えただけで、スパイ嫌疑をかけられ逮捕されます。息子に累が及ぶことをほのめかされ、それを避けて虚偽の自白をし、1941年に処刑されました。
 彼はいくつかの作曲を残しており、その草稿を息子リヒテルが大事に保管していました。これまでリヒテルのためにカガンやグートマン、ボロディン四重奏団がプライヴェートに演奏して、彼を狂喜させたそうですが、ついに録音が登場することとなりました。メロディにウクライナ的な歌があるものの、作風はドイツ流でブラームスやグリーグを思わせます。終始美しいメロディに満ちていますが、大のワグネリアンだったらしく、和声はワーグナーかリヒャルト・シュトラウス風の近代性を感じさせます。リヒテル自身は、「魅力的で作り物めいたとろがないところが気にいっている。それはパパの作品にもともと備わる長所なのだ」と絶賛しています。リヒテルの才能は父親ゆずりで、息子へ伝わった天才のDNAを実感できます。
 カップリングは、リヒテルの師匠ゲンリヒ・ネイガウスと、作品を愛したシマノフスキの伯父だったフェリクス・ブルーメンフェルトの弦楽四重奏曲。彼はホロヴィッツの師としても知られ、技巧的なピアノ曲を数多く作っていますが、室内楽作品はあまり演奏されることがないので大歓迎。弦楽四重奏曲ヘ長調は初期の作で、ボロディンやグラズノフの作品を思わすキャッチーなメロディにあふれています。
 オデッサ弦楽四重奏団は、オデッサ・フィルのメンバーにより1981年に結成された団体。近現代作品、珍品に興味を示し、高水準の演奏を繰り広げています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● テオフィル・リヒテル:弦楽四重奏曲ヘ長調
● フェリクス・ブルーメンフェルト:弦楽四重奏曲ヘ長調 Op.26


 オデッサ弦楽四重奏団

 録音時期:2014年7月11-13日
 録音場所:レーゲンスブルク、ハルベルク放送局
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 世界初録音

収録曲   

  • 01. Moderato
  • 02. Andante
  • 03. Tempo Giusto a la Valse
  • 04. Allegro
  • 05. Allegro
  • 06. Presto
  • 07. Andantino
  • 08. Finale. Allegro Molto

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